ユニフレーム『TC REVOタープ』レビューと設営バリエーション

ファミリーキャンプにハマっている芋づるハピネスです。

私が独身の時に使用していた少人数(ソロ)向けのテント・タープを使用しており、ファミキャンでは小さく不満でした。

そこで、ちょっと大きめなテントとタープを新たに購入。

悩んだ末に買ったのは、ちょっとマニアックなユニフレーム『revoルーム4プラス』・『TC revoタープ(ナチュラム別注のTCバージョン)』・『revoフラップ』です。
3つ合わせて通称:revo3兄弟

まずは、TC revoタープから選んだ理由や使ってみた感想をレビューします。

[追記]現在、ナチュラム別注TCバージョンは完売したようです。その代わりテンマクデザインとユニフレームのコラボ製品「REVO TARP L コットン」が発売されました。

同じTCでも生地が少し違うようですが形は一緒なので、テンマクデザイン「REVO TARP L コットン」の購入検討しているにも当記事は参考になると思います。是非どうぞ!

TC revoタープ ロゴ

『Revoフラップ』についても、記事を書きましたのでよかったどうぞ→

[タープオプション]ユニフレーム『Revoフラップ』が便利すぎる
去年ファミリーキャンプデビューした我が家。 テントとタープはユニフレームのRevoシリーズで統一しました。 『revoルーム4プラス』『revoタ...
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ユニフレーム TC revoタープを選んだ経緯

個人的にタープ選びで一番大事だと思っている見た目です。

revoタープは左右非対称で、ちょっと変わったデザインの変則ヘキサ型のタープです。

インスタでカッコイイタープを探していたところ、revoタープのメインポール間の美しいカーブ、サイドの長いウイングに心を奪われてしまいました。

他にも↓の「ムササビウイング13ft」もカッコよくてトキメキましたが、サイズが小さくファミリー向けではないので却下。

revoタープならMサイズ・Lサイズ・600サイズのサイズ展開。

また、メインポール部分を含め計8箇所のグロメット(ポールや紐を通す部分)があるので、様々な張り方ができ、状況に応じてアレンジできるのも魅力。

そんなrevoタープに気持ちが傾き始めた時、アウトドアショップ ナチュラム別注の“TC” revoタープ(Lサイズ)が発売され、脊髄反射の勢いで購入に至りました。

TCとは、ポリエステルの「テトロン」と「コットン」を混ぜた素材で作られています。
別名「ポリコットン」。

メリットは、

  • 遮光性が高い
  • 火に強い
  • 丈夫
  • 風合いが美しい

デメリットは、

  • 防水性が低い
  • 重い
  • 乾きにくくカビが生えやすい

といった特徴を持つ、今流行りの素材です。

我が家的には、遮光性が高く、夏に涼しいというメリットに惹かれて、TC素材のタープを選びました。

TC revoタープのレビュー

付属品は、収納袋と張り縄、タープ幕となります。タープポールやペグ、ハンマーは付属してこないので、注意です。

TC revoタープ収納袋収納袋は、タープ幕と同じ素材で出来ている様です。
メインタープポール2本とサブポール2本、ペグ、ペグハンマーも一緒に収納できるぐらい、ゆったり目に作られています。

タープ幕を広げてみました。
本体はベージュ、サイドテープはカーキ。割と落ち着いた雰囲気もありつつ、カーキで遊び心を感じます。

TC revoタープを畳む

ユニフレームのロゴは、プリントではなくタグで縫われていてカッコイイ。

前述しましたがTCバージョンは、タープポールが別売りなので、セット販売されていたナチュラムのスチールポールを購入しました。

TC revoタープに使用するポール

メインポール240cm×2本、サブポール180cm×2本の、通常バージョンのrevoタープに付属しているポールと同じ構成です。

もっと、カッコイイ、アルミ製の赤いポールとかにすれば良かったかなとも思いますが・・・。

TC revoタープを使ってみた感想

TC revoタープを使ってみて、良かった点・イマイチな点を紹介します。

TC revoタープの良かった点

夏とっても涼しい!

上にも書きましたが、TC素材で作られているため、普通のタープより、明らかに影の色が濃く涼しいです。

夏、日が照っている時にタープの下に居ると”もわぁ〜”と、熱気を感じるものですが、TC revoタープならそれが少ない。
TC revoタープ 遮光性

暑がりなので、この夏、TC revoタープにして良かったと心から思いました。

その反面、冬は暗く寒いタープになってしまいますが、冬はあまりキャンプに行かないから大丈夫かな。

見た目の美しさ

ユニフレームの製品は、オシャレ&カッコイイ路線ではなく、無骨なイメージが強いですが、左右非対称の変則ヘキサ型のこのrevoタープは、カッコよく美しい。

ぶっちゃけ機能的とは言えない左右非対称型だけど、美しいので、その辺りは全部許しちゃう!

設営バリエーションが豊富

いくつかのバリエーションを紹介します。

メインポールの張りが弱くて、シワが出てるのもありますが、こ了承ください。

メインポール2本を使用した基本形

タープポールは、メインポール2本だけ使用し、サイドのウイングは張り縄を使って張ります。一般的なヘキサタープの張り方です。
TC revoタープ 張り縄で
メインポールが2本だけなので、荷物が少なくできます。
TC revoタープ 張り縄
また両サイドのウイングが閉じるので、雨&風対策に有効です。その反面、開放感は失われます。

サブポール2本で片側のウイングを上げる

↓写真左側ウイングの手前と奥にサブポールをセット。
TC revoタープ 片側のみ補助ボール
↑写真右からの他人の視線をカットしつつ、左側は開放感がある、プライバシーと開放感のバランスが良い張り方。
TC revoタープ 片側のみ補助ボール2
タープ有効面積もアップします。

しかし、ポールで上げた側は、雨水の排水がしにくくなり、雨漏りリスクが高くなります。

サブポール2本で左右のウイング(中央)を上げる

左右のウイングの中央にサブポールをセット。
TC revoタープ サイド側のセンターにサブポール

レクタタープなんかで最近よく見かけるオシャレな張り方です。
revoタープでやっても、やっぱりカッコイイ。左右非対称ゆえ、エッジが効いた独特な風貌。
TC revoタープ サイド側のセンターにサブポール2
タープ下の中央部分が高くなり居住性が向上。また、出入りがし易くなります。
雨の日の排水性も高く、オススメな張り方。

片側の長いウイングを地面に直接ペグダウン

片側の長いウイングは、地面に直接ペグダウン可能です。
TC revoタープ ウイング地面に直付 アップ

直接ペグダウンすれば、横殴りの雨や、混んでいるサイトでのプライバシー確保、寒さ対策などに有効です。
TC revoタープ ウイング地面に直付 横から
西日対策にもオススメです。
↓の写真は、私の目線の高さから撮ったものです。しっかり目線をシャットアウトできていることが分かります。
TC revoタープ ウイング地面に直付
タープ片側が壁のようになるため、タープ内にいると圧迫感を感じつつも、守られている安心感もあったり。

↓奥のサイトと近かったため、奥側のウイングを直接ペグダウンし、手前側のウイングを2本のサブポールで上げたスタイル。
TC revoタープ 後ろを閉じる
↑ちなみに、左側にチラッと見えるのがrevoフラップ。

この他にも、サブポールを設置する場所や、張り縄の使い方で、様々なアレンジが可能。

天候、サイトの混み具合・シチュエーション、その時の気分に合わせて、好きなスタイルで張れます。

ユニフレーム純正のタープオプショングッズが熱い

revoタープ用のオプショングッズが豊富で熱いです。

ちなみに我が家では、「revoフラップ」「revoルーム4プラス」を購入済み。すっかりとユニフレーマーとなってしまいました。

もし、キャンプを始めて、妻が「虫が嫌だからキャンプに行きたくない」とか言いだしたら、購入しようと思っていたREVOメッシュウォール。

幸い、購入せずに行けそうです。

痒いところに手が届く、便利で面白そうなオプションたち。

お金がかかるキャンプグッズ集めですが、必要なら少しずつ揃えていけるので助かります。

他のキャンパーと被らない(レアさ)

サイトに行けば、ヘキサタープやウィングタープといえば、コールマンかスノーピーク、ロゴス、テンマクデザインがほとんど。

ユニフレームのタープを使っているキャンパーは、未だに見たことがありません。

さらにタープ形状も、左右非対称型でレア。おまけに素材はTC。
TC revoタープ 片側のみ補助ボール

他のキャンパーとまず被らないのが魅力です。

タープの下で焚き火

これもTC素材のメリットですが、タープの下で焚き火ができます。

今までは、雨の日は焚き火を諦めていました。

火に強いTCタープなら、タープ下で焚き火をやっても、火の粉でタープに穴が開くリスクが低く安心です。

ファイアグリルで料理寒い雨の日でも、焚き火ができるようになり、買ってよかったと思いました。

丈夫で長持ち(らしい)

加水分解もしないし、破れにくくて丈夫なTC素材。

経年で剥がれやすくなるシームテープをないので、まめにメンテナンスすれば10年以上軽く使えるみたい。

ポリエステル素材だと、どんなに大事に使用していても、経年劣化でボロボロ、ベタベタになってしまいますからね。そういった心配がないのは嬉しいです。

TC revoタープのイマイチな点

意外とデカイ

メインポール〜反対側のメインポールまで5.2m、メインポール〜張り縄〜ペグまでの長さが大体2m。

ということで全長は、5.2m+(2m×2)=9.2mとなります。

長い辺が10m以上の区画でないと張るのは厳しい。

張り縄を張るスペースを含めると、思っていたよりも広い区画が必要になります。

機能性ならレクタ

左右非対称の変則ヘキサという特殊な形のrevoタープ。タープ有効面積や使い勝手、悪天候を考慮するとレクタタイプが一番いいかなと思います。

例えば、横殴りの雨への対応は、レクタなら片サイドを完全に地面につけて、壁のようにできますからね。(revoタープでも張り方のアレンジである程度カバー可能です。)

あと、revoタープの左右非対称の形は若干使いにくいかもしれません。
左右対象の方が、タープ下のテントやキャンプ道具を配置しやすく、使いやすそうです。

カッコ良さは断然、左右非対称のrevoタープだと思いますけど。

タープがカビた

カビやすいと聞いていたので、注意していたにも関わらず、カビさせてしまいました。
TC revoタープのカビ
↑の黒い点が、5箇所ほど・・・。

雨の日に使ったわけでもないし、撤収の際もよく乾燥させて畳んだはずなのに、カビてしまいました。
保管場所も、押入れに入れず、部屋のメタルラック上段に置いておいたのに・・・・

もっとシビアに管理しないとダメみたい。

しかし、簡単&綺麗にカビ取りできることを知った今となっては、あまり気にすることではないです。

(カビ取りをやってみた様子は、別記事で後日、書く予定です)

→書きました!

酸素系漂白剤でポリコットン製『TC REVOタープ』のカビを除去してみた
以前の記事で書いた通り『TC REVOタープ』に”黒カビのようなモノ”が付いてしまいました。 そこで今回、ポリコットンタープ『TC REVOタープ...

雨漏りする

ちょっとシワがあって、スムーズに雨水が流れてない部分があると、そこから雨漏りします。

TC(ポリコットン)素材のタープは、雨が苦手とは知っていましたが、TC revoタープがここまで雨漏りが酷いとは思いませんでした。

他のTCタープと比較しても、雨漏りしやすい。

原因は、revoタープに撥水加工がされていない性だと思います。

自分で撥水剤を塗ってやろうと、コットン(TC含む)素材用のニクワックス(撥水剤)を購入してみました。

塗布してみた様子や効果の検証は、また別記事で書きたいと思います。

→書きました!

NIKWAX『コットンプルーフ』でポリコットンTC Revoタープの撥水加工に挑戦
キャンプではユニフレームの『TC Revoタープ』を愛用しています。 ポリコットンタープゆえ、遮光性が高く風合いもよく気に入っているのですが、雨漏りや乾き...

ちなみにTC revoタープの説明書には、市販の防水剤は生地が劣化するから使用するなとの記載あり。

撥水剤なら何の問題もないと個人的には思いますが、やる場合は自己責任で。

終わりに

以上、ユニフレームのTC revoタープの紹介でした。

長所も短所も色々と書きましたが、独特なタープ形状が織りなす美しいカーブがとっても気に入って、買ってよかったと思います。

すでにカビ生やしちゃいましたが、今後はもっとコマメにメンテして、末長く大切に使っていきたいと思える逸品でした。

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