リアディレイラーがもげた!
先日、MTBでトレイルを走っていたとき、後輪に小枝を巻き込みんだ拍子にリアディレイラーが後輪に巻き込まれました。(一瞬のできごとで、自分でもなにが起こったのか、よくわかりません。)
巻き込まれたディレイラーは、アームが折れ再起不能・・・。古いけど高価だったXTグレード(RD-M780)なので泣ける・・・。
修理予算もあまりないので、自力で新品のSLX(RD-M7000)へ交換してみました。(ついでにチェーンも交換。)
シフターやケーブルはそのまま流用したのでシフターはXT(ST-M780)、リアディレイラーはSLX(RD-M7000)。
グレードも世代も超えた組み合わせです。当然ですがどちらも10s。
素人の私でも、道具さえあれば、わりと簡単にできました。せっかくなので手順と注意ポイントをまとめました。
リアディレイラー交換方法
ディレイラー交換は、今回で3回目ぐらい。しかし毎回手順を忘れてしまうので「販売店用マニュアル(ディーラーマニュアル)」を見ながら作業しました。
「販売店用マニュアル」は、本家シマノのサイトからPDFでダウンロードできます。
以下に手順をまとめましたが、ぶっちゃけ「販売店用マニュアル」を見たほうが早いかも。(えっ)
リアディレイラー交換の簡単さが伝わればいいかなと思い書いています。
壊れたリアディレイラー取り外し
さっそく壊れたリアディレイラーの取り外します。(諸事情により写真に写っているのは105のリアディレイラー。)
リアをシフトアップしてトップに切替え、シフトワイヤーのテンションをゆるめておきます。
リアディレイラーに固定されているワイヤーを外します。4mmの六角レンチで外せました。
次にリアディレイラー本体を外します。こっちは5mmの六角レンチで外せます。
リアディレイラーの取り外し完了!スッキリ!
新リアディレイラー取り付け
リアディレイラーの取り付けや調整をするときは、チェーンスタビライザーをオフにして行います↓がオフ状態。
古いディレイラーは使ったことがなかったので、チェーンスタビライザー?なんだそりゃ?状態でした。ここ最近のディレイラーには当たり前のように付いている機能のようで、オンにするとチェーンテンションが高くなり、悪路でのチェーン暴れを少なくする機能らしいです。これは試すのが楽しみな機能です!
ディレイラー本体の取り付けは、ネジにグリスを塗ってから5mmの六角レンチで取り付けます。
ちなみにグリスは旧デュラグリス、現行名でプレミアムグリスを使っています↓。
ポイントは、フォークエンド(ディレイラーハンガー)の出っ張りと、リアディレイラーの取付部に隙間ができないように、ぴったりと当たるようにセットすること。
↓シルバーがディレイラーハンガー、黒いのがディレイラー取付部。
写真でも文章でも伝えにくいのですが、「販売店用マニュアル」を見れば一発でわかります。(投げやり^^;)
リアディレイラー調整方法
ストローク調整
ストローク調整は、ディレイラーに並んだ2つのHとLのボルトで行います。
ストローク調整とは、いわばリミッターの設定です。
例えば、ライド中にシフトワイヤーが切れたとき、ワイヤーテンションがなくなりディレイラーは一気にトップギアへジャラジャラ〜と移動します。
このとき、もしリミッターがなければ、トップギア(一番外側のスプロケット)を通り過ぎて、スプロケットからチェーンが落ちてしまいます。
逆に最大ローギアで、なにかの拍子にさらにシフトワイヤーが引かれた場合、リミッターがないと最大スプロケットからホイール側にチェーンが落ちてしまう可能性があります。
このストローク調整で、スプロケットからチェーンが飛び出さないようディレイラーの動く範囲を制限するのです。(=リミッター)
まずはHボルトでトップ側を調整。後方からみて、ガイドプーリーとテンションプーリーの直線状に外側から一番目のスプロケットがくるようにネジを回します。Hネジは右回しでガイドプーリーが内側に移動していきます。
次にLのネジでロー側の調整。手でディレイラーを押して、最大スプロケット(内側)へ移動させます。そして、手でディレイラーを押したままLのネジを回して、ガイドプーリーとテンションプーリーの直線状に最大スプロケットがくるようにネジを回します。Lネジは右回しでガイドプーリーが外側に移動していきます。Lのネジと回すして動く方向が逆です。
↓はハイ側の調整例です。調整前でガイドプーリーの位置が内側に寄りすぎています。
↓は調整後。Hボルトでスプロケット一番外側の歯の真下にガイドプーリーがくるように調整しました。
ワイヤーのテンション調整と違い、ストローク調整は一度バッチリに調整したら、それ以降は一切触る必要がありません。
チェーン交換
今回新品のチェーンを用意したので、古いチェーンを取り外します。
チェーンカッターという道具が必要です。チェーンカッターでチェーンを繋いでいるピンを押し出しチェーンを切ります。
チェーンカッターは、古いシマノ純正のものを使用しています。今だと11速対応の↓がおすすめです。
取り付けにあたり、チェーンの長さを決めます。チェーンを一番大きいチェーンリングと一番大きいスプロケットの歯に掛けます。アウタートップの状態です。リアディレイラーにチェーンは通さずに行います。(私はいつも、うっかりリアディレイラーにチェーンを通してやっちゃいます。注意!)
このアウタートップに必要なチェーンに、2リンク足したのが必要なチェーン長になります。その長さになるようチェーンカッターで切ります。
リンクの数え方は毎回、忘れてしまうのですが、外プレートまたは内プレートが1枚で1リンクです(外・内は問わない)。つまり、外プレートと内プレートが1枚づつのセットが2リンクになります。
そして、チェーンの接続には、チェーンカッターでコネクティングピンを挿入して繋げるのが普通です。
今回は、ミッシングリンクでつなげることにしました。
チェーンには外プレートと内プレートがあるので、つなげたい部分が両方とも(両端とも)外プレートだったり、内プレートだったりするとチェーンがコネクティングピンでつなげられません。
ミッシングリンクでつなげる場合は、つなげたい部分が両方とも内プレートにする必要があります。このあたり注意!(よく見てやれば間違えることはありません)
ミッシングリンクはチェーンカッターを使わずチェーンを簡単に切ったりつなげたりできるパーツです。
着脱回数が数回しかできませんが、これがあるとチェーン掃除などのメンテナンスが楽チンです。(ただしコネクティングピンよりも強度が弱いです。過去にミッシングリンクが破断してチェーンが切れた経験があります。)
ミッシングリンクでの接続は、リンク同士を引っ掛けて、チェーンを手で引っ張るだけでOK。切るときはプライヤーのような専用工具で外します。
私は安価なバイクハンドのもの↓を使っています。
ミッシングリンクはゴールドとシルバーが選べるので、ゴールドにした方がミッシングリンクが目立って場所がわかりやすいのでオススメです。
当然ですがチェーンの接続は、フロントとリアのディレイラーにチェーンを通してから行います。
(過去にリアディレイラーにチェーンを通さずにチェーンを繋げてしまうマヌケな経験があります。)
シフトワイヤー接続
エンドアジャスタボルトを十分に緩め、ケーブルを手で引っ張りたるみとったら、ディレイラーへケーブルを接続します。↓はエンドアジャスタボルトをゆるめている様子。
シフターがトップになっていることを確認し、ワイヤーを引っ張りながら、ワイヤー受けの溝にハマるように通し、4mm六角レンチで固定します。
ワイヤーは昔のようにラジオペンチでぐいっと引っ張らず、素手で引っ張りながら固定するだけで、ちょうどいいテンションになります。
ワイヤーは30mm以上、余って飛び出すようにします。
なお今回は割愛しますが、ワイヤーやワイヤーのアウターを切断する場合は、ワイヤーカッターが必要になります。ペンチやニッパーでワイヤーをキレイに切るのは無理です。
ワイヤーカッターはレビューの評判が良いKing TTC ワイヤーロープカッターを愛用しています。
エンドアジャスタボルト調整
エンドアジャスタボルトでスプロケットとガイドプーリの距離を調整します。
スプロケットとガイドプーリが離れていると変速性能が悪くなるので、できるだけ接近するようにします。
逆に近すぎると、スプロケットとガイドプーリが干渉したり、チェーンが詰まったりするので、近すぎも遠すぎもしない程よい距離に調整します。
ギアをインナーローへ変速し、クランクを順方向や逆方向に回しながら上記ポイントを踏まえて調整します。
「販売店マニュアル」にスプロケットの歯からガイドプーリーの距離が載っているので確認しといたほうがいいです。
ちなみに私の場合、RD-M7000で最大スプロケット歯数42T以下なので、ガイドプーリーの先端と最大スプロ ケットの先端の間隔は5〜6mmが適正です。
シフトワイヤーのテンション調整
シフターのワイヤー出口にあるダイヤルでケーブルのテンションを調整します。
リアギアをトップから1段軽くした(スプロケット外側から2枚目)状態にします。
フロントはアウターかミドルに。
この状態で片手でペダルを回し、もう片手でリアシフトレバーでシフトダウン直前(カチッと音がする直前)までレバーを押します。
シフトアップのレバーが押されることで、シフトワイヤーが張られ、リアディレイラー少し内側に移動した状態になります。
それによってチェーンもスプロケット外側2枚目から3枚目に移動しようとしますが、完全にシフトアップされていないため、チェーンが3枚目の歯に当たって「ジャラジャラ」音鳴りがします。
ワイヤーテンションがちょうどいいと、この音鳴りがします。
ワイヤーの張りが緩すぎると、2枚目から3枚目への移動量が足りず、チェーンが3枚目の歯に当たらず音鳴りがしません。
逆にワイヤーの張りが強すぎると、シフトレバーをほんのちょっと引いただけで(カチッとなる前に)、3枚目へチェーンが移動してしまいます。
まとめると、シフトレバーをカチッとなる直前まで押したとき
- 「ジャラジャラ」音鳴りがすればOK
- 音鳴りがしない場合はワイヤーのテンションが弱い
- チェーンが3枚目に移動してしまう場合ワイヤーのテンション強い
といった具合です。
使っているとこのワイヤーが伸びてテンションが弱くなるので、定期的にメンテナンスでテンション調整をする必要があります。
トップからローまでちゃんと変速できることが確認できれば取り替え成功です。
仕上げにワイヤーのほつれ防止にワイヤーエンドキャップをはめて完了です。(↓写真は若干ワイヤーがほつれてる・・・
どうせなら好きなカラーのエンドキャップがいいですね。カラーも豊富だし安価なので、バイクの差し色的に使うのがクールです。
以上、リアディレイラーの交換と調整でした。
工具され揃えれば自分で手軽にイジれるので、自転車は乗って楽しい触って楽しい本当に最高の趣味だと思います。
工具も意外と安価なので、一式揃えると幅が広がってオススメです。
終わり