測量野帳を便利な手帳に!ポケット・ペンホルダー・カレンダー+αを付けた

個人的に手帳に欲しい機能、カレンダーとペンホルダー、ポケット、しおり紐。
それら全部を測量野帳(略して:ヤチョー)に付ければ、便利で快適な手帳になると考え試してみました。

結果は予想通り!とても便利な手帳になり、あまりにも快適すぎるため、2016年の手帳の購入を見送りました。

ヤチョーさえあれば、もう高価な手帳は買う必要がないと思っています。

今回は、そんな測量野帳を手帳化するためにやったカスタマイズを紹介します。

自作でできること、安価にできること、ノートの切替に伴う移行のしやすさにこだわって作りました。

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ポケットを付ける

ポケットは、クリアホルダー(100円ショップ)を利用しました。

クリアホルダーの角の部分を好きなポケットの形に切り取ります。
尖った部分は斜めに少し切り取ります。
使っているときに、角が引っかかってポケットが剥がれてしまうのを防ぐためです。野帳にポケットを付ける

ポケットが完成したら、コクヨのドットライナーで測量野帳の表紙の裏に貼り付けます。

ただ貼り付けただけでは、ポケットと測量野帳との間に微妙な隙間があるので、ポケットへの出し入れの時にその隙間に物が引っ掛からないように、マステかメンディングテープを貼って隙間を埋めます。
ポケットの脱落防止にもなります。
測量野帳-ポケットの隙間をテープで埋める

これだけでも2ヶ月以上、手帳として頻繁に持ち歩いして使用していましたが、剥がれてきませんでした。

ドットライナーを使う理由は、不要な糊を消しゴムでキレイに落とせるためです。
というのも、測量野帳を一冊使い切り、新しい測量野帳に移行するときに、貼ったポケットを剥がして再利用しています。
このときポケットに残った古い糊を、消しゴムで落として綺麗にしてポケットを再利用できるのです。
剥がした後のノートは破れたり糊が残ったりしますが、適当な紙を残った糊を利用してペタッとはって補修しておけばOK。

ポケットにたくさん物を詰め込んでしまうと、ポケットが膨らんで剥がれやすくなってしまうので注意です。しかしそれ以外は、なんら問題なく便利に使えています。

手軽に、しかも安価にできるので、試してみる価値はありますよ!
測量野帳-ポケット

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ペンホルダーを付ける

手帳といえば、ペンとセットで使うもの。なので手帳にはペンホルダーを付けておきたいです。
ヤチョーの真横に付けると幅が増して、服のポケットに入りづらくなってしまうので、今回は表面側につけることにしました。

結構悩んだのがこのペンホルダー。
最初は市販のものを物色して、クリップ型のPEN HOOK CLIP/ペンフッククリップを買ってみました。

こんな感じで、見た目はスタイリッシュでカッコいいのですが、ペン先がむき出しなので、どうしてもブラつしてしまうし、服ポケットやカバンから取り出すときに、ペン先が引っ掛かってしまうこともあって快適とは言えませんでした。
測量野帳-ペンホルダーフック

机においてノートを書くときも、クリップの出っ張りでグラグラ、凸凹して書きにくい。
測量野帳-ペンフック表紙裏に来る固定のためのクリップ部分も大きくて、さらに書きにくい。

他にも市販のもので探してみましたが、あんまりしっくりくるペンホルダーが見つかりませんでした。
例えば、よく見かける金属製のスプリングペンホルダー。金属製ゆえ使っているとペンが痛むというレビューをよく見かけるし。
バンド型のペンホルダーも凸凹して書きにくいだろうし。

前置きが長くなりましたが、不満を解消するために結局ペンホルダーも自作しました。
考えた方法は、まず、これくらいの布を用意して
測量野帳-自作ペンホルダー材料

使いたいペンの系に合わせた円筒を作ります。
測量野帳-ペンホルダー本体

裁縫に自信がないので、”裁ほう上手”を使って円筒を作りました。簡単でかなり頑丈に布を接着できるのでオススメ。

そして、出来上がった円筒の上と下側にペーパークリップを針と糸で縫い付けます。
上下のクリップでヤチョーの表紙に固定することになるので、ヤチョーの縦の長さに合わせてクリップを縫い付けます。
測量野帳-ペンホルダーにクリップ固定

ヤチョーへ固定した時に、ペンホルダーの布がピンと張った状態じゃないと使いづらいし、ペンホルダーが脱落しやすくなるため、クリップの縫い付け位置は大事です。
また、縫い付け部分には力も加わるため、しっかりと縫い付ける必要があります。
測量野帳-ペンホルダーとクリップ

完成した自作ペンホルダーを野帳に付けてみました。
測量野帳-14

別アングルからも。
測量野帳-自作ペンホルダー装着

この方法の良いところは、書くときに邪魔にならないことです。
布製なので書くときに潰れて凸凹が少なくなるし、表紙裏側も上下のクリップだけなのでこちらも凸凹が少なく書く邪魔になりません!
また、使用するペンにピッタリあったサイズで作れるので、ペンを入れるときもシュボッと気持よく入って、しっかり保持してくれます。

使用するペンサイズが変わった時は、また作りなおさないといけないデメリットもあるので、最初から大きめに作っておくという手もあります。

ところで、上の写真ではsketch bookの文字のある表側にペンホルダーを付けていますが、実際は私は右利きなので裏表紙側に付けています。
あと、個人的に斜めにつけたほうがカッコいいし、取り出しやすい気がするので、実際は↓のように斜め掛けして使っています。
測量野帳-ペンホルダー斜め掛け

自作カレンダーリフィルを作る

Microsoft office Excelにて、自作のカレンダーリフィルを作成しました。
Excelで作ってあるので、月だけ入力すれば、関数により自動で曜日と日数が表示するように作りました。
さらには職場全体の勤務管理もExcelを使っているので、そのExcelの内容をコピーして、自分で作ったExcelに貼り付ければ、自分の予定だけ抽出されて表示されるように、リンクも組み込みました。

ヤチョーサイズにピッタリ合わせるために何度も微調整か必要で面倒でしたが、一回作ってしまえば後は超簡単にヤチョーにぴったり合った月間スケジュールを作成できるので、頑張りました。

基本的なカレンダーの作り方は、以下の記事が分かりやすいです。
基本から学べる!Excelで万年カレンダーを作成する方法 | 株式会社LIG

 

 

デザインは、osanpo shoppingのトラベラーズノート用の月間リフィルを参考にさせてもらいました。

OSANPO Shopping|手帳に役立つスタンプ雑貨の通販

 

 

自作カレンダーリフィルの活用

手帳としての使い方は、 Bullet Journal(バレットジャーナル)を参考にしています。
Bullet Journal: The Analog system for the digital age – The analog system for the digital age

 

 

印刷した月間スケジュールは、ヤチョーの表紙を開いた直ぐのページに、来月と再来月の二ヶ月分を、貼って剥がせるドットライナーで貼っておきます。

カレンダー

予定が入ったらここに、どんどん書き込んでいき、当月となったら剥がしてノート内にしっかり貼れるドットライナーで貼り直して、Bullet Journalにしたがって当月の月間カレンダーとして使っていきます。

至近のカレンダーを貼っておくことでBullet Journalの弱点である、至近の予定管理の難しさを克服できるし、当月になった時に当月カレンダーを書き出す手間も省略できるので快適です。
Bullet Journal(バレットジャーナル)を試したけどしっくりこなかった人は、試してみるといいかも!

ゴムバンドを付ける

続いてゴムバンドを付けてみました。理由は、3つあります。

1.手帳用と他の目的で使っているヤチョーと見分けるため
カラフルなゴムを付けることで、他のヤチョーと区別しやすくなります。
測量野帳-バンド

2.二つ折りにした紙を内側に来るゴムに挟んで固定できて便利
普段は、職場内全員の予定一覧表や必要な連絡先一覧、メモなどをヤチョーサイズに縮小印刷して二つ折りにして挟んでいます。5枚ぐらいなら難なく挟んでおけ、落ちることもないので便利ですよ。
測量野帳-バンドにメモを固定

3.しおり紐を簡単に付けられる
ゴムバンドのところに細い紐を結んで、しおり紐を簡単に付けられます。何本付けてもOK。

ノートの切り替え時も、ゴムバンドを付け替えるだけなので簡単に移行できます。
ポイントは、ゴムを張り気味にすると背表紙の部分に食い込んで破れていってしまうため、先に↓のようにハサミで切れ目を入れておいた方が良いです。ゴムバンド切れ目を入れる

デメリットとしては、ヤチョーが開き気味になってしまうことですね。まあ個人的には許容範囲なので良しとしています。

[おまけ]一度試したけどやめたこと

ブックバンドのようにヤチョーが勝手に開いていまうのを防ぐために、上記ゴムバンドの縦のループに横のループを作るようにゴムを結んでみました。この横ループのゴムバンドでヤチョーを開かないように固定する作戦でした。
しかし、ヤチョー開閉時にこのゴムを外そうとすると、元の縦ループのゴムバンド側が動いてしまい、表紙の切れ目を少しづつ広げていってしまうのでやめました。

続いて、市販のブックバンドならいいかと思い、midoriのクリップバンド A6用を購入。サイズはA6とB6のみです。
A6の縦の長さは148mm、B6は182mmと測量野帳は165mmとちょうど真ん中だったので、迷ったすえA6サイズを買いました。
測量野帳-17

A6サイズは、測量野帳で使用するにはサイズ的に少しきついため、使用時にクリップ部分が少しズレてしまうことがありましたが、クリップ部分にマステを貼って固定したら普通に使えました。
しかし、測量野帳を開くときにわざわざバンドを外すのが面倒だったという、根本的な理由により使わなくなってしまいました。
商品自体は良いと思います。

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まとめ

以上、自作にこだわり、新しいノートへの移行のしやすさ、使いやすさにこだわった測量野帳の手帳化カスタマイズでした!

ベースとなる測量野帳は、薄さ、サイズ、頑丈さ、ページ数、値段、入手性、どれをとっても手帳化にちょうどいいノートでした。
自作なので自分の使い方に柔軟に合わせることができます。普通の手帳なら一度買って使い始めてしまったら、気に入らないところが出てきてもなかなか変えることができず、我慢して使う事になりますが、自作ならそんなストレスはゼロ!
ペンホルダーはお気に入りのペンにピッタリ合わせられるし、カレンダーリフィルも自分が使いやすいようにどんどん変えていくことができます。材料費も安くて経済的。

ただし、いくら頑丈な測量野帳と言えども、3ヶ月以上持ち歩いたら↓のようにかなりボロボロになってしまいます。
測量野帳-ボロボロ

↑のヤチョーをしようしていたときは、モッタイナイとか思って小さい字でチマチマ書いて使っていましたが、手帳として常に持ち歩くなら2ヶ月ぐらいが限度かなと思います。大胆にどんどんと使っていくのがいいと思います!

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