持ち運びが楽な乗り物!ミニクルーザー『ペニースケートボード』

以前の記事で紹介したように子ども(3歳)が自転車に乗るようになりました。

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大きな公園に行ったり、キャンプに行ったり、実家に帰省したりするときも、子どもの自転車を持って行きます。

子どもの自転車は小さく、車に簡単に乗せられるのですが、大きく重い大人の自転車は車に乗せるのが大変。

かといって、大人の自転車も持って行かないと、自転車に乗る子どもを追いかけるのが大変。

そこで目をつけたのがミニクルーザーです。

ミニクルーザーは、小さく、クルージングに特化したスケートボードです。

クルージングは、その名からもイメージできるように、颯爽と街中を流す(移動する)こと。

そんなミニクルーザーにおいて、定番の『ペニー スケートボード クラッシックシリーズ 22インチ』(以下、ペニー)を購入しました。

ペニーの特徴をざっくりと書くと、

  • プラスチック製で小さく軽い = 持ち運びがラク
  • 足を乗せる部分がザラザラしていない(デッキテープがない) = 持ち運び時、カバンや服が傷つかない
  • ウィール(タイヤ)が柔らかく、太く、大きい = 走行音が小さく、乗り心地が良く、安定している

といった感じ。

ペニーの他にも、同じようなミニクルーザーもたくさんありますが、購入目的が「持ち運びしやすい移動手段」だったので、定評のあるペニーを選びました。

2000〜3000円の安い“ペニータイプ”のミニクルーザーも惹かれましたが、デッキ(板)の強度が低かったり、ベアリングやウィールがショボくて滑りが悪かったりするらしいので、避けた方がいいというレビューを見てやめました。

粗悪品で壊れて怪我したり、使いにくくて直ぐゴミにしちゃうのは嫌ですからね。

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ペニーが届いた

ペニーが届いたので、写真で細かく見てみます。

amazonの箱を開けたら、いきなり透明なビニール袋に入ったペニーとご対面。(ペニーの箱はない模様)penny開封

↓デッキ中央にペニーのロゴ。
ロゴの右側に写っている黒い表示は、ただのシールで簡単にはがせました。pennyデッキ
↑白いビスがオシャレでカッコイイ!。

↓普通のスケボーと違い、デッキ表面がヤスリのようにザラザラしていません。その代わり滑り止めで、凸凹な網の目が張り巡らされています。penny デッキの凸凹

↓いたるところに”Penny”のロゴが入っています。pennyウィール

↓ノーズ側(先端側)のハンガー(写真の白い部分)、ここにも”Penny”。ウィールも太くて柔らか。pennyノーズ

ベアリングは、ABEC7のものがついています。ウィール側面にも”Penny”pennyウィール側面

↓テール側です。ペニーの”P”が大きく入っています。普通のスケボーよりも、テールのキック(反り上がり)角度が強いようです。pennyテール

ペニーに乗ってみた感想

  • 走行音が静か。普通のスケボーだと「ガッーガッーガチャガチャ」なんていう甲高くて大きな音がしますが、ペニーは、「ゴッーゴッー」と小さくて低い音(スーツケースを引っ張る音に近い)。
  • 乗りごごちが良い。もちろん路面によりますが、滑らかに加速し、スピードも維持しやすいと思います。振動も少なくて気持ちいい!
  • スピードは、ジョギング以上ママチャリ以下な感じ。歩くよりも早くて楽チン。
  • 重さ2kgを切り、サイズを小さいので持ち運びラクラク
    ↓のように、リュックにコンプレッション用のコードがあると、括り付けられて便利です。
    pennyをリュックに固定pennyをリュックに固定2
  • 電車やバスを併用した移動に便利。駅から10分以上、歩くならペニーを持ってく。
  • 出先で建物に入る時は、リュックにペニーを装着して持ち込む。駐輪しなきゃいけない自転車より、盗難の心配が少ない。
  • デッキが短いので安定性が悪い(らしい)。確かにノーズを上げるのはなかなか怖い。クルージングなら快適。
  • 自転車に乗る我が子を追いかけるという購入目的にもピッタリだった。
  • 子どものオモチャとしても活用できる!
  • 高校生や大学生男子から「あっペニーだっ!かっけー!」と言われ嬉しい(笑。
    (小学生からは「大人なのにあんなの乗ってる」と笑われたこともあるけど・・・)

ペニーを自由に乗れるまで(3日間の練習記)

ペニーで安全にクルージングができるように、「プッシュ」「チクタク」「ポンピング」「足裏ブレーキ」「下り坂での急停止」などの基本事項を練習をしました。

3日間の練習の様子を紹介します。

練習1日目

1日目の目標は、安定した「プッシュ」というトリック(技)ができるようになること。
「プッシュ」は、ただ足漕ぎで進むというものです。

スノーボード歴4年(ただし、ここ5年ぐらい全く乗っていない)の私。
スノボーに乗れるんだから、スケボーとかも余裕だろと思っていました。

しかし・・・スケボー難しい・・・。

ただ、足で地面を蹴って、スケボーに乗ってまっすぐ進むだけなのに、なかなか安定しないです。

1回目のプッシュはできても、2回目のプッシュをしようとするとバランスを崩し、スケボーから飛び降りたり。

低速で乗っているので、大豆1粒ぐらいの小石や段差でも乗り越えられず引っ掛かり転んでしまったり。

それでも、練習開始から15分もすると、連続してプッシュできるようになり、進みたい方向にも曲がれるようになりました。

ノーズ側(前側)の足(私はレギュラースタンスなので左足)を進行方向に真っ直ぐに向けるとプッシュしやすかったです。

しかし、そのままノーズ側の足が真っ直ぐ進行方向に向いていると、曲がりにくいです。ノーズ側の足を進行方向に対して45度ほど角度を向けると、つま先やかかと側に体重をかけやすくなり、簡単に曲がれました。

1時間ほど練習して、1日目は終了。

pennyに乗ってみた

1日目の派手にコケた回数:6回

コケた原因その1:1cmほどの段差をスムーズに超えるため、ノーズ(スケボーの先端)を少し上げようとしたら、上げ過ぎて後ろへひっくり返った。×3回
この失敗を「まくられる」と言う。

コケた原因その2:トリックであるチックタックをやろうとして、ノーズを上げ過ぎて「まくられる」×1回
(「まくされる」ことによる度重なるお尻へのダメージにより1日目でのチックタックの練習は早々に諦めたゆえ、原因その2によるコケ回数は少ない)

コケた原因その3:大豆ほどの小石を乗り越えられなく、スケボーが急停止。体が前につんのめってしまった。×1回

コケた原因その4:プッシュに慣れ始め、プッシュでどれくらいのスピードが出せるのか挑戦した時、力み過ぎて地面を蹴る足がテール(スケボー末端)のウィールにぶつかりバランスを崩す。スケボーから飛び降りるもスピードが出ていたため着地に失敗。×1回

翌日は、使い慣れない筋肉を使い、さらに緊張して変な力みがあったためか、太ももの付け根から背中全体、さらには腕まで筋肉痛になりました。(もしかしたらただの打ち身かも・・・)

練習2日目

2日目は、トリック「チックタック」と「ポンピング(通称クネクネ)」の練習をしてみました。

まずは、「チックタック」をやってみるも、1日目と同様「まくられて」コケてしまう。

どうやら、ミニクルーザーゆえ全長が短いため、ノーズを上げると反応が速く、すぐに限界点を突破してしまうようです。

「まくられる」恐怖感から、この日も早々に「チックタック」の練習を止め「ポンピング」に専念することにします。

予習した通り、腕を左右に振り、腕の振りにワンテンポ遅れて下半身が振れるイメージで練習したのですが、なかなかうまくできませんでした。

30分練習してもできません。

そこで思い出したのが、子どもの間で流行った「ブレードボード」です。

「ブレードボード」は乗ったことがないのですが、「ブレードボード」に乗るイメージ(テールを左右にぶん回す感じ)で「ポンピング」をやってみたら、すんなりとできるようになりました。

「ポンピング」でよりスムーズに加速するには、重心を移動するタイミングがかなり重要なことが感覚でわかりました。

この日は、1時間ほど「ポンピング」練習し、30分ほど人けのない裏道をクルージングして終了。

「ポンピング」ができるようになったら、一気にスケボーが楽しくなりました!

二日目の派手にコケた回数:1回

原因:チックタックの練習で「まくられた」

ウィールと靴紐の色を揃える
(↑靴紐とウィールの色を揃えるオシャレ

練習3日目

「チックタック」と下り坂でのブレーキの練習です。

まずは「チックタック」。

うまくできない理由は、ノーズを上げ過ぎて「まくられて」しまうから。

今までは、体重をテール側に移動させ、テール側の足を踏み込むようなイメージでやっていましたが、どうやらそれでは、重心移動が過剰になって「まくられて」しまうようです。

この日も練習を10分ほど続けると、ポイントが分かってきました。

スタンス(足の置き場)を若干広めにし、重心は板のセンターのままにし、ノーズを上げる時、ノーズ側の足を軽く持ち上げ、同時にテール側の足を軽く踏み込む。

こんなイメージでやったら安定してノーズを少し持ち上げられるようになりました。

ノーズを持ち上げられるようになれば、あとは左右に振るだけなので、すぐ「チックタック」ができるようになりました!

次は、下り坂の練習。

下り坂では、ちょっと重心を移動するだけで、大きく曲がるので、慎重に乗ることが大事ですね。

あとは、下り坂で加速していく中での、ブレーキと急停止の方法。

ブレーキは、足裏ブレーキを練習しました。
足裏ブレーキは、テール側の足を地面に押し付けて、足裏と地面の摩擦を使って減速します。

テール側の足を、テール横の地面に置き減速開始し、その後、その足裏を地面に擦り付けながら、テールのウィール後方(テールの反り返り部分の真下あたり)に足を移動させると、安定し減速効果も高いように思います。

急停止の方法は、デッキから飛び降りること。

スピードが乗っている状態で飛び降りたら、スケボーが暴走して、人身や物損事故を招きそうで怖かったのですが、なんてことはない。後方にデッキを軽く蹴るように飛び降りれば、スケボーのスピードは相殺され、その場にピタッと停止します。

10日間乗り倒したpennyのテール傷
(「まくられ」まっくったので、すでにテールは傷だらけ・・・)

 

ということで、3日間、それぞれ1時間づつ練習することで、クルージングに必要な技術は身につけることができました。

ここまで出来ると、安心してクルージングができます。ただし、歩行者や車の近くを通る時は、素直に降りています。

楽しく便利な乗り物ミニクルーザー「ペニー」。大変気に入りました。

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