最近、M42マウントのtakumarレンズがカメラに付いていることが多いです。
AFが使えないので、MFとなるのですが、Canon EOS Kiss X6iだとファインダーが小さすぎて、MFが難しいのが悩みでした。
視力は良い方ですが、SMC Takumar 50mm F1.4なんかは、絞り開放で撮ろうと思うと、ピントが浅すぎてMFで一発で決めるのは、ほぼ無理だと思います。
そんな中、マグニファイヤーというカメラアクセサリーがあることを知りました。 Canon EOSシリーズにも使えるらしい、パナソニックのマグニファイヤーVYC0973が安かったので購入しました。
ご紹介します。
マグニファイヤーとは?
ルーペのようなものをファインダーに取りつけることで、ファインダーの像が大きく拡大して見やすく、MFし易くするアクセサリーです。 購入したマグニファイヤーVYC0973で1.2倍に拡大できます。
ということで、元の状態のEOS kiss X6iでファインダー倍率が約0.85倍なので、これがマグニファイヤーVYC0973を付けることで 0.85 × 1.2 = 1.02倍 になるということです。
Canon EOSのAPS-C上位機種の7Dは、ファインダー倍率1.0倍なので、エントリーモデルのkissでもマグニファイヤーを付けることで、上位機種並みのファインダーの見やすさを手に入れることができるのです。
装着してみた
装着方法は、元から付いているアイカップを外して、その代わりにマグニファイヤーを取り付けるだけです。 左が純正のアイカップで、右が今回購入したマグニファイヤーVYC0973です。
Canon EOS専用ではなく、パナソニックのものを流用しているので、ほんのちょっとグラつきますので、レール部分にテープを張って、厚みを稼げばしっかり固定できます。
ということで、テープを張ってみました。これでグラつきなく、しっかりと装着できました。
取り付け前
取り付け後
デザイン的にはマッチしてるので、大きくてもそれほど違和感はないです。 バリアングル液晶も干渉せずに、開閉できます。
不具合もあり
アイカップの上部にあるディスプレイオフセンサー(ファインダーを覗いている時は、顔の接近を感知して、ディスプレイを自動でオフにしてくれるセンサー)が反応してしまい、常時ディスプレイオフとなってしまいました。
対応策として、MENUの設定で「液晶の自動消灯→しない」に設定して、INFO.ボタンで手動で液晶オン・オフするようにしました。
慣れれば、特に問題ありません。
効果を検証
コンデジで、ファインダーを覗いてみました。
左が装着前で、右が装着後です。撮影時に少しカメラがズレてしまいましたので、同じ絵ではないです。
しっかりと1.2倍ぐらい大きくなってますね。 ファインダー内を写真で撮ると、少しケラレています。
肉眼だとケラレはありませんが、眼鏡着用だと少しケラレます。
実際にのぞいてみたところ、かなり大きく見えるようになりました。MFし易いです。 周辺はちょっと流れているように感じますが、これはしょうがないことです。実用上は問題なし。
取り付けに伴い、視度調整ダイヤルも調整しなおしました。 取り付け前はマイナス側に振り切っていましたが、取り付け後は、プラス側に6クリック回して丁度よくなりました。
実際にピント合わせの激ムズレンズSMC Takumar 50mm F1.4で撮影したところ、ジャストピン率が体感で2倍程度に改善したと思います。
まとめ
今まで超集中してピント合わせても、レンズによっては無理だったので、ファインダーは諦めてライブビューで撮影していましたが、これなら大丈夫そうです。
価格自体も1000円ちょっとで、カメラのファインダーをパワーアップできるのでおススメです。
ピント合わせやすくなったのもメリットですが、やっぱりファインダーに写る像が大きいと気持ちが良く、やる気に満ち溢れます!
買って良かったです。
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