最近、ボードゲーム(アナログゲーム)にハマり、いろいろなゲームを買い漁っています。
そういうことで、前回記事
に引き続き、今回もボードゲームのレビューです。
今回のゲームは、クアルト!(QUARTO!)です。
クアルト!(QUARTO!)とは
プレイ人数:2人 対象年齢:8歳〜
ゲームのタイトル「Quarto」は、イタリア語やラテン語で「4」という意味。
どんなゲームか一言で言うと、4つの要素を持つ五目並べならぬ4目並べです。
1991年に登場して以来、長いこと愛され続けている定番ボードゲーム。
4目並べなので、ルールはとっても単純。
なんだけど、ゲームが進行するに連れて、頭を使う必要があり、その面白さに中毒性を感じます。
クアルト!のコンポーネント
- 木製のボード
- 16個のコマ
とってもシンプルな構成です。コマを入れる袋も付属しています。
ボード上に描かれている丸い線は、プリントや塗装ではなく、溝で表現されています。
木製のボードは、厚みがしっかりとあり高級感も十分!
見た目がとにかくオシャレなので、インテリアとして、机の上にさりげなく置いてあったかカッコイイと思う。
(ただし、盤が黒のためホコリが目立ちますが・・・)
コマも木製です。
コマの塗装は、若干、荒いですが。
クアルト!のルール
二人で交互にコマをボード上に置いていき、次の4つの要素いずれかを、直線上に4つ並べたプレイヤーの勝利です。
- 色(白色または茶色)↓
- 形(四角または丸)↓
- 穴(有または無)↓
- 高さ(高または低)↓
自分のターンになったら、対戦相手から手渡されたコマを置きます。
自分では、置くコマを選べないのが、このゲームのポイントです。
直線上に4つ並べたら「クアルト!」と宣言して、勝利となります。
もし、自分が直線上に4つ並べても、それに気づかず相手ターンに移ったとき、相手に「クアルト!」と言われると相手の勝ちになります。
以上が基本ルールです。とっても簡単ですね。
上級ルールとして、直線に4つ並べるだけでなく、四角く4つ並べても勝ちとするルールもあります。
クアルト!をプレイしてみた
妻と勝負です。
相手から手渡されたコマを置きます。
木のボードと木のコマがブツかる「コトッ」とうい音と感触が気持ちいいです。
私は、序盤からリーチをたくさん作って、妻のミスを誘い、早い段階での勝利を目指す作戦。
妻の方は、リーチはできるだけ潰し、終盤の勝負に持ち込む作戦です。
リーチができ始めたら、お互いに慎重に考えるようになります。
逆に言うと、序盤は、ほとんど何も考えなくてもいいので、緊張感がなく、テンポよくコマが置かれていきます。
終盤は、残りのコマの種類にも注意をしなければなりません。
今回は、お互いに長考気味に慎重なプレイをしたため、お互いノーミスで、最後のコマまでようやく「クアルト!」となりました。
結果は、こんな感じ↓。どこで「クアルト!」になっているか分かりますか?
答えは、中央の縦線で、同じ形(丸型)での「クアルト!」です。
ちなみに、勝ったのは妻です。
プレイした感想
ゲームが進むにつれ、注意をしなければならないポイントが増えていき、頭を使って面白いです。
「ここは、茶色のコマでリーチになっているから、茶色は相手には渡せないな」とか思っていても、他の場所でまたリーチが発生すると、そちらに注意が行き、うっかり最初に考えていたことを忘れ、茶色のコマを相手に渡してしまったり。
完全に見落としていて、相手に「クアルト!」と言われるまで、リーチにすら気づいていなかったこともあります。
4種類も、”上がり”パターンがあるので、プレイ中は「何か見落としはないか?大丈夫か?本当に大丈夫か?」と考えながら進めるゲーム。
終盤は、残りのコマと盤の空いているスペースと見て、先を読む必要が出てきます。
この中盤から盛り上がってくるこの緊張感は、ちょっと中毒性があり、何度もプレイしたくなります。
プレイ時間も、短ければ5分、長くても15分ぐらいと、程よい時間です。これよりも、長いと集中力が切れて、嫌になっちゃいそうです。
でも、集中力を鍛えるには、ゆっくりじっくりとプレイするのもいいかもしれませんね。
ちなみに、我が家で購入したのは、通常版のクアルト。
通常版だと、だいぶ大きく値段も高いので、純粋にゲームを楽しみたいのなら、小さく値段も安いクアルト・ミニの方がオススメです。
もっと小さくコマがプラスチック製のクアルト・ポケット版や、通常版よりもさらにデカくて木の質感が良くなったクアルト・デラックス版などもあります。