タイトル通り、キュボロ トリッキーウェイ(cuboro Tricky Ways)を思い切って買っちゃいました。
キュボロといえば、溝が掘られた立方体の積み木を組み合わせ、溝にビー玉を転がして遊ぶオモチャです。
最近では、将棋の藤井聡太四段も遊んた知育オモチャとして注目を集めています。
↓のスタンダードが定番かな。
天然ブナ材から作られたスイス製の立方体のパーツは、ずっしりとした重量と丁寧な加工で、手に取った瞬間に良いものだと分かります。(それゆえ、とんでもなく高価・・・)
子どもだけでなく、大人にも愛され続けています。
そんなキュボロシリーズのポードゲームが、今回紹介するトリッキーウェイです。
キュボロ トリッキーウェイはどんなゲーム?
トリッキーウェイは、キュボロシリーズの立方体の9ピース使って、ライパルよりも長い玉の道をたくさん作って、そのポイントを競うパズルゲームです。
トリッキーウェイのコンポーネント
↓が全コンポーネントです。
ボード、キュボロピースが9個・玉入れ用のカップが4個、得点計算用のペグが4個、青い玉が10個(うち予備が2個)、赤い玉が5個(うち予備が1個)。
以上が全付属品です。
トリッキーウェイの遊び方(初級編)
まずは、初級編から紹介します。対象年齢は6歳以上です。
ボードの上に、スタートポジション表を敷いて、その通りにピースを並べます。
玉も、各プレイヤーのカップへ均等に配ります。
青と赤の玉があります。色には意味があるので、色も均等になるように配ります。
(4人プレイの場合、一人あたり青2個+赤1個)
ポイントを記録するためのペグの色を各プレイヤーごとに決め、ボードのスタートと書かれたところに差し込みます。
プレイ順番を決めて、ゲームスタート。
自分のターンになったら、次の3種類の方法で、3回、ピースを動かします。必ず3回動かさないといけません。
- 空いている場所に、ピースをスライド移動(回転はしない)
- その場で、ピースを左右に回転(縦回転はしない)
- 空いている場所に、ピースをジャンプ、同時に左右に回転もできる
同じ種類の動かし方を3回使ってもOKです。
3回、ピースを動かしたら、空いているスペースにスタートタワーを差し込んで、玉を一つ転がします。
↓無事に、右の真ん中のゴールポケットまで玉が転がりました!
キュボロピースを一つ通過するごとに、1ポイントゲットできます。(スタートタワーも1ポイントと計算)
↑で、玉がどのように流れたか書いてみると、↓のようになります。
↑玉は、6ピースを通過したので、6ポイントゲットです。
6ポイントゲットできたプレイヤーは、自分の色のペグを6個進めます。
ペグは、スタートと書かれたところから、反時計周りにポイントに応じて進めていきます。
そして、次のプレイヤーのターンとなります。
次のプレイヤーは、スタートタワーをボードの外に移動させます。そして、同様に、ピースを移動させ、スタートタワーを設置して、玉を転がしてポイントを得る。
これを、手持ちの玉が終わるまで、繰り返していきます。
最終的に、ペグが一番進められた(=累積獲得ポイントが一番多い)プレイヤーが勝利です。
こんな風にぐるっと回って高得点になるルートができました。↓の場合は、9ポイント獲得!
↑玉がぐるっと回って、十字路ピースを二回通ってダブルカウントできます!
その他のルールとして、
・赤い玉(=ジョーカーと言う)を使用すると、ピースを4回動かせます。
状況に応じて、有効に活用しましょう!
・ゴールは、玉が入っていない場所を選ばないと、ポイントになりません。
↓の写真のようになってはダメ。
もし、2人のプレイヤーのペグが、同じ場所になった場合は、↓のようにペグを重ねます。
トリッキーウェイの遊び方(上級編)
続いて、上級ルールです。対象年齢は12歳以上になります。
上級ルールからは、キュボロの魅力でもあるトンネル要素が加わります。
初級編とルールが違うのは、ピース移動時に上下回転(縦回転)が解禁されること。
よって、3種類の移動方法を上級ルール向けに書き直すと、
- 空いている場所に、ピースをスライド移動(回転はしない)
- その場で、ピースを左右上下に回転
- 空いている場所に、ピースをジャンプ、同時に左右上下に回転もできる
そして、スタートポジション表は、上級ルール向け(version2)の物を使用します。
ポイントは、ピースの上を通ると1点(初級編と同じ)、トンネルを通ると2点と数えます。
↓のピースは、トンネル扱いとして、通過すると2点になります。
それ以外のルールは、初級編と全く一緒。
試しにこんなルートを作ってみました。↓
どのように玉が流れ、何ポイントになるかというと・・・
↓こんな感じに10ポイントになります!
プレイ中、ピース内側のトンネル方向を、ピースを持ち上げて確認するのはOKとなっています。
トリッキーウェイの遊び方(応用ルール)
さらに、ゲームを面白く複雑にするため、説明書には、次のような応用ルールの提案が書かれています。
- ピースを回転させた場合は、1回につきマイナス1ポイント、ジャンプさせた場合は、マイナス2ポイントなど。
- 時間制限をもうける。オーバーした場合は、減点。
- スタートポジションを変えてみる
- チーム戦をしてみる
などなど
我が家でも、もう少し慣れてきたら、様々なルールを取り入れてみたいと思います。
感想など
高価なだけあって全てのパーツが美しい
質の良さで定評のあるキュボロだけに、このトリッキーウェイも一目で良いものだとわかります。
無垢の木材のボード、ピース、玉入れの中に、鮮やか色のペグや玉が栄えて、とても美しく楽しげです。
部屋に置いておくだけでもオシャレ。
ピースは、手に取るとずっしりと重みがあり、ガチャガチャとボード上で組んでいくのは気持ちがいいです。
唯一、気になるのがボードのピースをのせる部分の底。↑とても薄いベニヤ板のようなものなので、注意しないと割ってしまいそう。
こんなに値段がしたんだから、もう少し厚くて頑丈そうな底が良かった。
ゲームの感想
ルールは、非常にシンプルだし、コンポーネントの美しさから、とっつきやすいゲームだと思いました。
ジャンル的には、戦略的パズルゲームに属するので、運はほとんど関係なく、実力がものを言うゲームです。
玉を転がして、ゴロロロッ、コトンと音も素敵で癒されます。たとえ、あまりポイントを稼げないルートであっても、予定通りゴールできれば嬉しいもの。
プレイ中、自分のターンになると、ついつい色々なパターンをじっくりと考えてしまいがちなので、時間制限は必須かなと思います。
ターンが進むごとに、ゴールが埋まっていくので、だんだんと難しくなっていきます。そんな苦しいなか、ロングコースを作れた時の快感と言ったら、たまりません。
限られた手数で、ゴールまでの道筋を組み立てるのは、頭を結構使うので、子どもの知育的にも良さげです。
子どもと一緒にプレイするのも楽しそう、2〜3年後に一緒にプレイできるのが今から楽しみです。
↑相手ターンでも、どこのトンネルから玉が出てくるか、ワクワク。
しかし、値段も張るので、ゲーマーには手離しにオススメできないというのが正直な感想です。
ゲーム自体を楽しみたいのだったら,廉価版のトリッキーウェイ ファーサルがオススメです。ピースが少し小さく、素材もファーサル材を使用してコストを抑え、トリッキーウェイの半値で購入できます。
ちなみに、2〜4人向けのゲームですが、週末の夜に1人でお酒をちびちび飲み、好きな音楽を聞きながらプレイするのも楽しいですよ。(寂しい奴とか言わないで!)
キュボロ、子どもが遊ぶかな?
子ども用に、ずっと本家のキュボロが欲しいなと思っていました。
しかし、トリッキーウェイもそうですか、普通のキュボロもとっても高価。
高価なキュボロ スタンダードを買ったとしても、難しくて子どもが全然遊ばないという話も聞くので、購入を躊躇していました。
そこで、トリッキーウェイ。
トリッキーウェイは普通のキュボロと同じピースが使われているので、子どもの反応を見るにもいいかなと思い購入しました。(一番の理由は、最近ボードゲームにハマっている私が欲しかったんですけどね)
そういうことで、現在、三歳の息子には、ゲームは無理なので、ボードからピースを取り出して、普通のキュボロとして与えてみると・・・すごい食いつきでした!
これなら、キュボロ スタンダードも是非、うちに迎えてみたいと思いました。(今年のボーナスしだいだけどね・・・)
以上、キュボロ トリッキーウェイの紹介でした。
キュボロの”木のオモチャ”としての魅力がギュッと濃縮されているので、キュボロ好き or 興味がある人には、とってもオススメです。