子どもと一緒に遊べるボードゲームということで、今回は2才から遊べるHABA(ハバ)社の「果樹園ゲーム(Obstgarten)」を紹介します。
簡単で分かりやすいルールなので、子どもの初めてのボードゲームにオススメです。
2才の時に購入し、4才の今でもよく遊ぶ、我が家のロングヒットゲームです。
果樹園ゲーム = カラスvsプレイヤーの協力型ゲーム
- プレイ人数:1人~4人
- 対象年齢:2才以上
- プレイ時間:10分ぐらい
- メーカー:HABA(ハバ)
実ったフルーツをカラスに食べられる前に、プレイヤーが協力してすべてのフルーツの収穫を目指すゲームです。
サイコロを振って、出た目のフルーツを収穫していきます。
サイコロにはカラスの目もあり、カラスを目を9回出してしまうとカラスの勝利。それまでに、すべてのフルーツを収穫できればプレイヤー全員の勝利となります。
カラスVSプレイヤーの協力型ゲームです。
コンポーネントとセッティング
コンポーネントは、メインボード(紙製)、カラスボード(紙製)、バスケット×4、サイコロ×1、ラフランス・青りんご・さくらんぼ・プルーン×各10
バスケットやサイコロ、各くだものは木製なので、美しく温かみがあります。
セッティングは、4つ折になっているメインボードを広げ、メインボードに描かれている果樹の場所にそれぞれのフルーツを並べます。
バスケットを各プレイヤーに配って、セッティング完了。
果樹園ゲームのルール
自分の番のプレイヤーはサイコロを振り、サイコロの出た目の色に対応するフルーツをメインボードから取り、自分のバスケットに入れます(=収穫)。
(↓の場合、サイコロ目が青なのでプルーンをゲット!)
この時、サイコロの目がバスケットならラッキー。好きなフルーツを2つ収穫できます。↓
サイコロの目がカラスだったらアンラッキー。カラスボードから、カラスのピースを1つ取り↓
メインボードの真ん中に置きます↓
これをプレイヤーごと順番に繰り返し、メインボード真ん中のカラスのパズル(9ピース)が完成する前にすべてのフルーツを収穫できると、プレイヤー全員の勝ち。
もし、フルーツをすべて収穫する前に、↓のようにカラスのパズルが完成してしまうと、カラスにフルーツを食べられてしまう(=プレイヤー全員の負け)になります。
ゲーム終盤、既にすべて収穫済のフルーツの目を出した場合は、なにもせず次のプレイヤーの番になります。
よって、サイコロでバスケットの目が出たときは、メインボードに残っているフルーツの数がバランスよくなるように収穫するのが、カラスに勝つためのポイントになります。
ルールは以上。簡単ですね。
ちなみに、小さい子と遊ぶ場合はカラスのピースを裏返してメインボードに最初から置いておき、サイコロでカラスの目がでるにつれて、裏返してカラスの絵を作っていくほうが、分かりやすくドキドキ感が楽しめるのでオススメです。
果樹園ゲームを遊んでみた
2才のとき
この果樹園ゲームは、子どもが2才のときに購入しました。子どもにとっては初めてのボードゲームです。
2才では、順番にサイコロを振って、果物を自分のバスケットに入れていくというルールは理解していました。
しかし色の認識がまだハッキリしていないので、サイコロの出た目を無視して、自分の欲しいフルーツを何個も取りたがるので、「赤の目がでたから、さくらんぼを一つ採ってね」と親のフォローが必要でした。
プレイ時間は10分ぐらいですが、ギリギリ飽きずに遊べる感じ。
でも、子どもは楽しい様子でした。
フルーツが少しづづ、自分のバスケットに集まっていくのや、カラスのパズルが完成していく様子が楽しいようです。
(↑ゲームが進むにつれ、自分のバスケットの中が鮮やかに!)
フルーツやバスケットも木製でカワイらしく作られているのも子ども心をくすぐります。
特に、女の子ウケがいいようで、一緒に遊んだ従姉妹が気に入り、おねだりして買ってもらっていました。
2才半になると色の果物の関係は理解できてようになりました。
しかし、「サイコロの目になんか従いたくない、俺は好きなフルーツを採るんだ!」といった感じで、まだまだ親のフォローが必要。
また、いくら制止しても「うぉー」とか言ってサイコロをオーバースローで強く投げるので、窓ガラスや物を破壊しないかヒヤヒヤしました(^^;
3才のとき
3才ぐらいになると、親がフォローしなくても、淡々とゲームを進められるようになりました。
「わぁっ、カラスだ!」とか、時によっては「カラスを出したい!」とか、にぎやかにプレイ。
プレイヤーが勝つか、カラスが勝つか、絶妙なバランスで出来ているので、ハラハラ・ドキドキ感を子どもと一緒に楽しめるようになりました。(2才の時はゲームよりもサイコムで窓ガラスを割らないか親はドキドキでした)
4才近くになると、サイコロでバスケットの目が出たとき、場に残っているフルーツの数がバランスが良くなるなるように収穫をするという知恵がついたようです。
子どもの成長を感じました(^^)
4才のとき
4才になると、異様に勝ち負けにこだわるようになりました。
他のゲームは基本的にプレイヤーVSプレイヤーなので、子どもが負けると機嫌が悪くなり大変です(^^;
そこで、果樹園ゲーム。これなら、誰かだけ勝つor負けるといったことがないので、子どもが荒れなくて助かります。
4才になった今でも、「カラスやりたい!」と週2〜3回は遊んでいます。
まとめ
- ルールが簡単で、子どもの初めてのボードゲームとしてオススメ
- 順番さえ守れれば2才からでも遊べる(親のフォローは必要)
- コンポーネントがカワイらしく、子ども心をくすぐる
- 協力型ゲームなので、穏やかに子どもと一緒に楽しめる
- 読み聞かせと同じく、親が片手間ではなく自分に向き合ってくれる感じが子どもにとってとても嬉しそう!
以上、我が家のロングヒットゲーム「果樹園ゲーム」の紹介でした。
ミニマムでより低年齢向けの「はじめてのゲーム果樹園」(Erster Obstgarten)もあります。
終わり!