長男(4才半)が「今何時?」と聞いてくるようになり、時計や時間、数字に興味がでてきたようです。
我が家にある時計は、数字が書かれていないインデックス表示で、子どもが時計を読むのは大変そう。大人でもぱっと見分かりにくい。
そこで、子どもが読みやすいと話題の時計『ふんぷんくろっく(fun pun clock)』を購入したので紹介します。
『ふんぷんくろっく』を選んだ経緯
子どもが見やすい時計といえば知育時計。
知育時計は文字盤がカラフルだったりして、ゴチャっとしたデザインの物が多く、大人の私達には見づらそうだし好みでないため、購入に至りませんでした。
そんな中見つけたのが『ふんぷんくろっく』。
『ふんぷんくろっく』は「時計の読めない子が、読みたいと思う掛け時計」。
シンプルで素敵なデザイン。
これなら子どもも大人も見やすいだろうと思い、楽天スーパーセールで購入しました。
子育て系ブログやSNSでも話題となっていてネット通販でも品薄。
届くまで2週間ほどかかりました。
『ふんぷんくろっく』どんな時計?
普通の時計と違うのは、文字盤の中心側に”時”の「1~12」が描かれ、外側に”分”の「0〜59」が描かれています。
これはよくある知育時計と一緒。
長針を読むのが子どもにとって大変なので、長針用と短針用、両方の数字が描かれていると子どもが読みやすくなります。
数字のフォントにも子どもへの配慮がされています。
子どもにとって、時計の上に来る数字が12というのは、とても意外なこと。
0の概念がある子は時計の12に0を置きたくなるし、0の概念がない子は12に1を置きたくなる。
そこで12が僅かに強調されているデザインとなっています。
二桁の数字も隣の数字と混同しないよう数字の間にもこだわっています。
白地に黒数字でコントラストが高く、非常に読みやすいです。
短針と長針の先端は赤くなっており、針が指す数字へ子どもの目が自然と向くよう工夫されているようです。
私が特に気に入っているデザインが、長針の細長いスリット(穴)。
長針は”時”「1~12」の文字を隠してしまうのですが、このスリットがあるおかげで隠れた数字がちょこっと見え、何の数字が書かれているのか子どもが把握できるよう配慮されています。
また、大人は慣れないと長針の先まで目が行かず、”時”の「1~12」の数字で”分”を読んでしまいがちです。
そんな大人でも、長針のスリットから文字盤の白地が見えて長針のセンターが分かりやすいので、”時”の文字だけでも”分”が読みやすいのです。
赤い秒針は、連続してスムーズに動くスイープ運針でなく、チックタックと動くステップ運針をあえて採用しています。
ステップ運針にすることで、子どもが1秒間を音で感覚的に理解できるようになっています。
ステップ運針の音にこだわったということで、うるさすぎるとヤダなと思っていましたが、実際に使ってみると、ほとんど音はせず拍子抜けでした。
今まで使っていた普通の壁掛け時計よりも静かです。
ムーブメントは単三1本で駆動します。(電池は付属してきました。)
サイドはナチュラルな木製で、柔らかで優しいげな雰囲気の時計に仕上がっています。これならどんなインテリアでも浮くことはないでしょう。
デザイナーは土橋陽子さん。二児の母ということで母親視点で子どものことを考えた抜いたデザインとなっています。
「ふんぷん」の由来は、”時”の「1~12」の文字を”分”の読み方をすると「5”ふん”」→「10”ぷん”」→「15”ふん”」→「20”ぷん”」と”ふん”と”ぷん”交互に繰り返されることから名付けられたとのこと。なるほどね。
我が家の『ふんぷんくろっく』はMサイズです。一般的な家庭で使うんだったらMサイズでピッタリ。
Lサイズは吹き抜けなど高いところに取付けとか、相当広い部屋で使うとかしない限り必要ないと思います。
付属品は単3電池1本と壁掛け用のネジです。
『ふんぷんくろっく』子どもの反応
長男(4才半)はまだ数字が読めません。
最近やっと1~10を順番に数えられるようになったぐらいです。
そんな長男ですが『ふんぷんくろっく』が来てからは、時計が今まで以上に気になるようで、「あれは何時何分なの?」とたくさん聞いてきます。
今まで使用していたのは秒針がない時計だったので、チックタックとハッキリと動きがわかる『ふんぷんくろっく』は見ていて楽しいようです。
「時計が隠されちゃった!」→「あー出てきた!」と最初の頃は言っていました。
これは長針で”時”の文字が隠れたのが気になったようです。
今までの時計は針が数字を隠すようなことはなかったですからね。
長男は片付け・お着替え・幼稚園の準備などが遅く、「お父さん・お母さんがやってー」が口癖。
いつまでたっても終わらないので、つい口うるさく言ってしまうのですが、『ふんぷんくろっく』が来てからは状況が変わりました。
「あの赤い針(秒針)が一周するまでに片付けを終わらせよう」「長い針がここまで来たら家を出発するからそれまでに準備をしよう」と言うと、その時間を守ろうと自分でやるようになりました。
驚きでした。
時計を読めるようになるまではまだまだ時間がかかりそうですが、『ふんぷんくろっく』の力を借りながら、ぼちぼちやっていこうと思います。
以上、『ふんぷんくろっく』の紹介でした。
お値段の高さがネックですが、子どもにも大人にも優しいデザインでとても気に入りました。