最強の静音ローラー台ELITE VOLANO(ヴォラーノ)を購入

今までのアパートの部屋は、上の階も下の階も空室だったので、ロードバイクのローラー台トレーニングを遠慮なく出来ていましたが…。

この夏に引越しをしまして、引越し先のアパートは上も下も入居者が居る部屋になってしまいました。
そこで、とても静かで話題のELITE(エリート)の固定ローラー台、VOLANO(ヴォラーノ)を購入しました。

これが、とても静かで使いやすいローラー台でした。
アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいるローディーには必須アイテムと言っても過言ではないと思います。

そんなELITE VOLANOを今回、インプレッション・レビューしたいと思います。
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ELITE VOLANOの素晴らしさ

とても静か

VOLANOは、ダイレクトドライブ式またはダイレクト・トランスミッション式と呼ばれる方式のローラー台で、主にスプロケットが付いたフライホイールで構成されます。
ELITE VOLANO 本体
そこに後輪を外したロードバイクを↓のようにセットして使用します。
ELITE VOLANOへバイクをセットしてみた

ダイレクトドライブ式のメリットは、とても静かなことです。

従来のローラー台がうるさい理由は、タイヤとローラーが接触する音、ホイールとローラーが回転する音&振動です。
ダイレクトドライブは、騒音の発生源となるホイールもタイヤもローラーも無いので、とっても静かなのです。

負荷装置もフルード式(オイル式)で、負荷装置からの騒音&振動もしっかりと抑えてあります。負荷装置の冷却用のファンも、風切り音の低減のため、特殊な形になっています。
ELITE VOLANOの冷却ファン

実際に使ってみた感想としては、やっぱり静か。
聞こえるのは主にチェーンの「ジャアッ-」という駆動音と、シフトチェンジの「ガチャン」という音ぐらいで、ローラー台本体からの騒音はかなり小さいです。
甲高い騒音も低音のうなりもほとんど無いです。

ローラー台を漕いでいるすぐ横で、妻は寝っ転がりながら平気でスマホをイジっていられるくらいの静かさです。

さすがに子どもが寝ている部屋では厳しいですか、襖を一枚挟んだ隣の部屋なら問題ないです。

床への振動もほとんどなさそうなので、直下の部屋の人から怒られる心配も無いはずです(^^)

負荷の増え方が自然

フライホイールの回転数が上がっていくと負荷がジワァーとかかってきます。
所持しているミノウラのリムドライブ式と比べたら、負荷の掛かり方が自然で、乗っていて気持ちが良いです。エリートのフルード式負荷装置の評判も良いのも頷けます。

また、ダイレクトドライブという仕組み上、タイヤとローラーのスリップが一切発生しないのも、乗っていて気持ちが良い理由だと思います。

省スペース

バイクの後輪を外すので、前後の占有スペースか少ないです。

乗らない時は、↓のようにローラー台にセットしたバイクを引き上げ、サドルを壁に当てて立て掛けるという収納技も使えます。
ELITE VOLANOでサドルを壁に当てて立て掛けられる
ただし、壁にバイクを立てかける場合は、バイクが倒れてきた時に備え、チェーンリングが当たってケガをしないよう、ギアは必ずアウターに入れておく必要があります。

それと、あまり深く壁側に倒すと、↓の箇所で、VOLANOとフレームがぶつかってフレームに傷をつけてしまう恐れがあるので注意です。
壁に立てかける際の注意点

狭いアパートに住んでいるので、非常に助かります。

タイヤを消耗しない

当たり前ですけど、後輪のホイールとタイヤは使用しないので、タイヤドライブ式のローラー台のように、タイヤが減る心配がありません。

室内にバイクを持ち込むのが楽になる

私のアパートの部屋は、4階でエレベーター無し&階段が狭いので、バイクを部屋まで運ぶのは大変でした。しかし、ダイレクトドライブ式なら後輪は部屋に持ち込む必要はないので、後輪だけ一階の倉庫に置いておけます。後輪を外した状態のバイクなら、少し軽くなり、またコンパクトな状態になるので、狭い階段でも運ぶのが少し楽になりました。

その他、良いところ

ホイールサイズは26インチ、700c、29インチ、エンドは130mm幅クイック、135mm幅クイック、142mmx12mmスルーアクスルと幅広く対応しています。

スプロケットされ交換すれば、MTBでも使えるのは嬉しいです。

足には各ホイールサイズが記載されていて、使いたいホイールサイズの面を下にすると、そのタイヤサイズにあった高さになります。
ELITE VOLANO 足の方向でホイールサイズに合わせた高さ調整が可能
普通の固定ローラー台は、前輪をブロックに載せないとバイクが水平になりませんが、VOLANOは前輪を床に直におけば、水平になるようになっています。

ブロックが不要なので、セッティングや片付けが少し楽になりますし、紛失する心配が無いので、とってもいいです。

ボルトを一本外せば脚を畳むことも可能です。
ELITE VOLANO ボルトを1本外すと足が畳める
あんまりコンパクトにはなりません。バランスが悪くなるので倒さないように注意です。

ELITE VOLANO 2017年モデル【2017.10.18追記】

実は、気に入って使っていたELITE VOLANOですが、購入から9ヶ月ぐらいでキュルキュルと異音が大きくなってなりました。

販売元に相談したところ、修理することになり、その後、修理不可ということが分かり、無償交換になりました。

その時はすでに2016年以降の旧モデルの在庫が無く、2017年モデルへの交換となりました(ラッキー!)。

そういうわけで、我が家に届いた新2017年モデルです。
ELITE VOLANO 2017
購入店の話では、2017年モデルからの変更点は、フライホイールにカバーが着いたことだけみたいです。

巻き込み事故でもあったのかな?
確かに、カバーを着けた方が安全だと思います。
ELITE VOLANO 2017 その2

使ってみた感触は、2016年以降の旧モデルと違いが分かりませんでした。

ELITE VOLANO 2017 その3

【2017.10.18追記 終わり】

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VOLANOのイマイチなところ

サイコンのスピードが表示できない

普通のサイコンだと、リアホイールに取り付けたマグネットでスピードを計測しているため、リアホイールを外してしまうとスピードや走行距離が出なくなってしまいます。

ローラートレーニングの成果の指標として、スピードや距離を参考にしていたので、分からないのは不便です。

別売りの「MISURO B+」というセンサー通信ユニットを購入すると、パワー〔W〕がbluetoothまたはANT+でスマホやPCなどの端末に送信できるようになります。

私の場合、STRAVAへトレーニングの記録を残したいし、自転車オンラインゲームのZWIFTもプレイしてみたいので、後日、「MISURO B+」を購入する予定です。そこまで高価なものでもないですし。

スプロケットが別売り

VOLANOは、スプロケットが付属していないので、自分で別に用意しないといけないので注意です。

そして、スプロケットをVOLANOに取付もしなければなりません。
自転車店にお願いして取付してもらっても良いのですが、取付に必要な工具は安いですし、工具があればローラー台だけでなく、ホイールに着いているスプロケット交換も出来ようになるので、工具の購入することをオススメします。

工具さえあれば、スプロケットき取付・取外は、とても簡単にできます。

ちなみに、スプロケットの取り付けには、↓のようなロックリング締め付け工具が必要です。

取り外すときには、↑のロックリング締め付け工具と合わせて、↓のフリーホイール外し工具が必要になります。

私は、 ↑のリンクのBIKE HAND (バイクハンド)の工具を使用しています。安いけど普通に使えて重宝しています。

もう一つ余談ですが、私が普段使用しているホイールには、シマノ105の「CS-5800 11T-32T」のスプロケを使用しており、それによりリアディレイラーは、GSタイプを使っています。

VOLANOには、クロスしているギアの方が、ギアチェンジでの負荷調整がしやすいかと思い、シマノ105の「CS-5800 12T-25T」をセットしています。

メーカー非推奨の組み合わせである、GSタイプのリアディレイラー×スプロケ12T-25Tでも問題なく変則できています。

カンパは別売りパーツが必要

カンパを使っている人は、スプロケットとは別で、さらにカンパ用の専用フリーボディを購入して取り付けなければなりません。

このフリーボディだけで五千円くらいするので、スプロケットとフリーボディを用意するとなると、なかなかの追加費用が必要になるので注意点です。

フリーの音がうるさい

VOLANOのフリーは結構うるさいです。ペダルを止めたときに「カリッカリッカリッ」ってカンパのようなうるささです。

せっかく、静音に拘って作っているのだから、シマノのような静かなフリーにしてくれたら良かったのに。

とはいっても、ペダルを止めると、すぐにフライホイールも止まります。フリーの音が聞こえるのは2~3秒程度なので、そう問題にはなりませんけどね。

高価

ダイレクトドライブという方式は、新しく登場してきたタイプなので、仕方がないのかもしれませんが、やっぱり、値段が高いです。

それでも、アパートで騒音問題でトラブルになることを考えれば、まあ安いかなと思い、私は購入しました。満足しています。
ELITE VOLANO 本体を正面から

まとめ

VOLANO本体の値段が高かったり、スプロケットを自分で用意しなければならなかったりと、導入には大変悩みました。

しかし、VOLANOの最強の静音性により、家族やアパートの住民を気にすること無く、自分の好きな時間に(流石に深夜は控えますけど)ローラートレーニングができるようになったので、導入して良かったなと心から思います。

アパートやマンションで、騒音の苦情が来ないかビクビクしながらローラー台をやっている人は、VOLANOを買って早く楽になればいいのに!と思います(笑)

今後は、別売りのセンサー「MISURO B+」を購入して、パワートレーニングやオンラインサイクルゲームのzwiftを楽しむ予定です。

【2016.12.31追記】
予定通りMISURO B+も購入しましたので、記事にしました↓。


VOLANOとMISURO B+の組み合わせでZwiftを楽しんでいます。もう最高です!MISURO B+もオススメ!
【2016.12.31追記終わり】

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