今年も本格的に寒くなってきました。
我が家の主力暖房器具は、去年に購入した『サンラメラ』というセラミックヒーターです。このサンラメラのおかげで、去年は快適で健康に冬を過ごすことがてきました。
今回は、サンラメラをワンシーズン使ってみた感想を書いてみたいと思います。
サンラメラとは?
サンラメラとは、遠赤外線輻射式セラミックヒーターです。電気で動きます。
製造してるのが合資会社オリエンタルで、
オリエンタルではシュレッダーを日本で初めて開発し、以後、シュレッダー開発・製造に携わってまいりました。|開発、塗装、板金、サンラメラテーブルこたつ、テーブルこたつ【合資会社オリエンタル】
総販売元が株式会社アイエフという会社になります。
遠赤外線ヒーター サンラメラ の総発売元
どちらもあまり馴染みのない会社で、怪しげな雰囲気を感じないこともないです(笑。
サンラメラは、大きく分けて2つのモデルが販売されています。最高出力600Wの小型タイプと1200Wの大型タイプです。我が家で購入したのは、↓の1200Wタイプです。
暖房器具としては、値段設定が結構高めで清水ダイブでの購入でした。
サンラメラを絶対に買わないほうがいい人
サンラメラは、とても魅力的な暖房器具ですが、いくつか欠点があります。人によって暖房に求めるものが違うので、次のような人は、サンラメラを購入しないほうがいいです。
すぐに部屋を暖めたい人
サンラメラは、エアコンや石油ヒーターなどの普通の暖房器具と違い、すぐに部屋を暖めることができません。6畳ぐらいの部屋でも、部屋全体を暖めるとなると30分から1時間ぐらい時間がかかります。ハイパワーで速暖性を求める人は、サンラメラはやめた方がいいです。
暖房コストを極力抑えたい人
上にも書いた通りサンラメラは、部屋を暖めるのに時間がかかるので、長時間電源をオンにしておく必要があります。そのため、電気代が結構かかります。エアコンの電気代や灯油代と比較しても、サンラメラの電気代は確実に割高です。
サンラメラをオススメしたい人
逆にこんな人には、超オススメです。上記の欠点なんか霞んでしまうはず。
(↑スイッチは、電源とワット切替スイッチのみで、とってもシンプル!オンにするとスイッチ部分がオレンジに点灯します。)
暖房での乾燥に悩んでいる人
エアコンや石油ヒーターなど普通の暖房器具は、温風で部屋を暖める方式です。温風により、必要以上に乾燥してしまいます。
以前の私たち夫婦は、エアコンを使い出すと、喉や鼻が乾燥して粘膜が弱り、風邪をよくひいていました。また、妻と子どもは乾燥肌に悩んでいました。
サンラメラなら、温風は一切出さないので、乾燥しにくいのです。
受験生、デスクワークが多い人
エアコンやファンヒーターなど一般的な暖房器具は頭上が暖まりやすく、足元が寒くなりがちです。対してサンラメラは、遠赤外線で人体や壁や天井・床・家具などの物を直接暖めるので、部屋全体が均一に暖まっていきます。そのため、頭がボーッとしたり、足元だけ寒いということがなく勉強や仕事もはかどりますね。
赤ちゃんがいる家庭・介護をされている家庭
サンラメラは、空気を汚さないので、換気が不要です。24時間使用していても問題ないので、寒い夜中の授乳やオムツ替えも凍えずに乗り切れます。
エアコンやファンヒーターと違ってとても静かなので、繊細な赤ちゃんの眠りを妨げません。風が出ないため、ホコリ・チリ・カビを舞い上げないというメリットもあります。
地震などにより、サンラメラが倒れたり、上から物が掛かっても安全装置により、自動停止するので、火災の心配がありません。ガソリンをぶっかけても燃えないとか!つけっぱなしにして外出しても安心です。
サンラメラをワンシーズン使ってみた感想
それでは、去年の冬に購入したサンラメラをワンシーズン使ってみた感想を紹介します。
金属の柵が熱くならなくてビックリ
使い始めてビックリしたのが、金属の柵が全く熱くならないのです。それなのに、サンラメラの前に手をかざすと、しっかりと暖かさを感じます。不思議です。これは、赤外線の特性によるものだそうです。遠赤外線を吸収するものは暖まり、透過したり反射する物体は暖まりにくいのです。金属は遠赤外線を反射するので熱くなりにくいのです。物理ですねー。
金属の柵が熱くならないので、小さい子どもがいても火傷のリスクは少なくなります。ただし、白いセラミックパネルの表面は、300度ぐらいの高音となっているので金属柵の隙間から指を突っ込んで触ってしまうと火傷します。まあ、我が家では、子どもが1歳後半の時から使っていますが、子どもも本能的に危険であると察しているのか、危ない思いをしたことはないです。別売りのガードまでは要らないかなと個人的には思います。
ひなたぼっこのような心地よい暖かさ
サンラメラの暖かさは、まるで縁側でひなたぼっこしているような、ほんわかとした暖かさで、とても気持ちが良いです。エアコンや石油ヒーター、その他電気ヒーターのように空気を暖める方式では感じることができない、体の内側からじわじわと暖まってくる心地よさ。
ファンヒーターで過剰に暖められた友人宅に遊びに行った時、早くうちに帰ってサンラメラにあたりたい・・・と感じてしまったくらい惚れてます。
1200Wならサンラメラから3メートルぐらい離れていても、ほのかな暖かみを感じます。
(↑側面には、手をかける場所があり、ちょっと移動させる時に便利)
体に優しい暖房器具だと実感
温風を出さないだけあって、やっぱり喉・鼻に優しいですよね。サンラメラを導入してからは、加湿器をフル稼働しなくても鼻の奥が乾燥する感じがなくなり、喉もイガイガしません。お陰で去年は風邪をひきませんでした。これだけで、高かったけど買って良かったと思います。子どもの乾燥肌が良くなり、妻は化粧乗りが良くなったと喜んでいます。
石油ファンヒーターのように、空気も汚れることはないので、本当に体に優しい暖房器具だと思います。
そして、オススメなのが、素肌を出してサンラメラで体を温めることです。こうすると、血行がよくなり、体の芯まで暖まって気持ちがいいです。私が、腰を痛めてしまったときに、腰だけ出してサンラメラの前に30分ぐらい座って、じっくりと暖めると遠赤外線効果でかなり楽になり助かりました。(低温火傷には注意!)
電気代がかかる
電気代は増えました。我が家(東海在住・和室6畳+リビングキッチン)のある日のサンラメラの使い方を紹介すると、
- 3:00タイマーで1200Wで、スイッチオン。安価な深夜電力を使って早めに暖房スタート。
- 部屋が十分に暖まってくる8:00にスイッチオフ。暖めるのに時間がかかるということは、逆に電源を切っても直ぐには寒くなりません。太陽が出てきて、部屋の温度もあまり下がらないので午前中の使用はここまで。
- 寒くなってくる15:00ぐらいから600Wでスイッチオン。
- 本格的に寒くなってくる17:00ぐらいに600Wから900Wへ切り替え。
- さらに19:00ぐらいから900Wから1200Wへ切り替え。
- 22:00にスイッチオフ。23:00過ぎに就寝しますが、電源を切っても部屋の温度は下がりにくいので、節約のため早めにオフ。
こんな使用状況となります。
我が家の契約している二時間帯プランで、上記の使い方で電気料金を計算してみると、1日240円ぐらい。これを1ヶ月続けると7200円となります。
安価な深夜電力を上手使って節約するために、↓のような電源タイマーは必須アイテムです。
↓のデジタルタイプもありますが、設定を簡単に変えられる↑のアナログタイマーの方がオススメ。
また、すべてをサンラメラでまかなうのではなく、朝の冷え切った部屋を暖めるときは、コストが低く、素早く暖めできるエアコンや石油ヒーターなどを上手く併用すれば、トータルの暖房コストは抑えることができます。
(↑本体右下には、パイロットランプがある。正常に動作している時は、本体右上にある電源ランプと、このパイロットランプが両方点灯する。)
サンラメラとの付き合い方まとめ
調べたり実際に使用して分かった、サンラメラという遠赤外線輻射式セラミックヒーターとの上手な付き合い方&使い方を参考にまとめておきます。
- 遠赤外線は、窓ガラスを透過してしまうので、カーテンをかけておいた方がいいです(レースのカーテンでも効果あり)。それかサンラメラを窓側に向けないようにしましょう。
- サンラメラは、湿気が原因で故障しやすいので、シーズン外で仕舞い込む時は、湿気に要注意です。ビニールなどは絶対に被せず、湿気がこもりやすい場所は避けましょう。出しっぱなしが一番良いみたいです。
- フローリングや畳にカーペットなどを敷くと、遠赤外線が吸収されやすくなり、暖房効果が上がります。
- 600Wモデルは8畳ぐらい。1200Wは14畳ぐらいまで対応。
- 使用されているセラミックプレートは、陶器と一緒で衝撃により割れてしまうので、扱い方に注意。とはいえ、我が家の1200Wは重量があり、脚もしっかりしているので、安定感があり、ちょっとぶつかった程度で倒れません。
(↑しっかりとした金属製の脚で安心。畳の上だったら、滑らせて移動することも可能)
そういうことで、我が家の太陽こと、サンラメラの紹介でした!
イニシャルコストやランニングコストは掛かりますが、快適な冬を過ごすための最強のパートナーです。
現在使用しているエアコンや石油ヒーター、その他電気ヒーターなどに不満がある方は、サンラメラという選択肢もいかがでしょうか?