近年、雨などによる災害をよく耳にするようになりました。
お出かけや外遊びの時なんかは、ゲリラ豪雨やそれに伴う雷、河川の急激な増水などに注意が必要です。
そして、台風がやってくる季節にもなってきました。
今回は、それらから身を守るために、私が普段から利用している、ちょっとマニアックな使える気象情報サイトをまとめてみましたのでご紹介します。
週間天気予報
まずは、基本となる週間天気予報です。
様々なサイトで確認はできるのですが、一番のオススメは、気象庁のサイトの週間天気予報です。
気象庁 | 週間天気予報
オススメ理由は、信頼度の表示があることです。
信頼度はA、B、Cとあり、Aが信頼度が高く、Cが低いということです。
気象庁の説明によると
信頼度は、3日目以降の降水の有無の予報について「予報が適中しやすい」ことと「予報が変わりにくい」ことを表す情報で、A、B、Cの3段階で表します。
信頼度A:確度が高い予報 適中率が明日予報並みに高い 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性がほとんどない
信頼度B: 確度がやや高い予報 適中率が4日先の予報と同程度 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性が低い
信頼度C: 確度がやや低い予報 適中率が信頼度Bよりも低い もしくは 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性が信頼度Bよりも高い
とのことです。イベントがある時なんかで、結構、参考になる指標です。
例えば、3〜4日先のイベント日が雨マークでも信頼度Cならば、日が近づけば予報が変わる可能性が高いので、もう少し様子を見ようと考えます。逆に信頼度Aならば、イベントの日程変更やそれなりの雨対策などを考え始めます。
そういった判断ができて便利です。
短期天気予報(ゲリラ豪雨などの対策に!)
1時間程度先の天気を確認する場合は、新しい技術であるXバンドMPレーダーを利用した、国交省提供のXRAINが良いです。
XRAIN雨量情報 地域選択
理由は圧倒的なメッシュの細かさです。物凄く細かく、雨か降っている場所と雨量が分かるので凄いです。しかも、ほぼリアルタイムで表示してくれます。
地図に地名や河川が描かれているのも、場所の把握が容易です。
履歴から雨雲の動きが、動画として見れるので、自分自身で短期予報が可能となります。
後10分ぐらいで雨か一旦止みそうだからその隙に自転車で帰ろう!とか、遠くに見える雨雲がだんだん近づいて来ているが、あと何分ぐらいでここまで来るか?などが分かります。
ゲリラ豪雨の状況チェックにも役立ちます。
この国交省の情報をスマホで見やすくしたアプリも多数あるので、いろいろ試してみるといいと思います。
そして、もう一つ。先日、運用開始された気象庁の高解像度降水キャストナウです。
気象庁 | 高解像度降水ナウキャスト
まだ、使い込んでないのでよく分かりませんが、これも、メッシュが細かいので便利そうです。
上記のXRAINよりも優れているのが、30分〜1時間の予想があることですね。
竜巻や雷の危険表示もできるようです。
雷対策に!
外出時は、雷も恐いです。
雷の情報は、電力会社のLLSシステムを用いた情報がオススメです。
自分の地域を供給している電力会社名+雷情報というワードで検索してみましょう。
提供されている情報量は各社でマチマチですが、基本的にはどの辺りに何分前に落雷があったか地図上に表示されます。
落雷履歴も見れる場合が多いので、雷雲の動きを自分で予想することができます。
ちなみに、私が住んで居る岐阜県は、供給会社は中部電力ですが、北陸電力でも岐阜県の雷情報が見れます。
北陸電力気象情報
中部電力よりも北陸電力の方が、短期予測、長期予測などのいろいろな情報が載っているので、岐阜県に住んでいる人は、北陸電力のサイトがおすすめです。
河川の洪水・増水対策に!
上流でゲリラ豪雨があり、その下流で川遊びをしていたら、中洲に取り残されてしまったとい話しも度々聞きます。
河川の増水や洪水情報は、国交省の川の防災情報というサイトでチェックです。
国土交通省【川の防災情報】
河川の様々な情報が確認できます。
このサイトのなかで特にオススメなのか、テレメータ水位情報です。
これは、色んな川の観測所における水位変化をグラフで確認できます。データは、観測所により異なりますが、1時間ごとか10分ごとの水位情報が更新されています。
色々な場所のデータがあり、結構、小さい川でもデータがちゃんとあります。
台風対策に!
台風の進路予想も色々なところで、提供されていますが、米軍JTWCの台風情報も他と併せてチェックしてみるといいです。
Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
英語サイトですが、上記ページのTC Warning Graphicをクリックすると、地図と台風進路が表示されます。
見方は、台風の位置に09/06Zと書かれているとします。意味は、09日の協定世界時(Z)6時の台風の位置ということです。日本時間に直すには、+9時間足すので、09日の日本時間で15時の台風の位置ということになります。
気象庁などの台風情報と比べてみて、総合的に判断するといいです。
まとめ
上記サイトを参考にして、キャンプやバーベキュー、山に海にと楽しく元気に外遊びが出来たらと思います。
また普段から災害情報に関心をもち、防災意識を高く、安全な生活を送りたいものです。
以上、厳選した気象系オススメサイト紹介でした。