【1ℓで5円】炭酸水を自宅で簡単・激安に作れるミドボン

だんだんと暖かくなり、気温と比例して上がるってくるのが飲み物代。

お茶やコーヒーを自分で作って、飲み物代の節約をしています。

しかし、炭酸飲料だけは、簡単には作れないので、仕方なくスーパーやコンビニで買っていました。

そこで今回、さらなる節約のため、超低コストで炭酸を自分で作れる「ミドボン」を我が家に導入しました。

ミドボン炭酸水メーカー全体像

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ミドボンとは?

ミドボンとは、ビアサーバー用の二酸化炭素(CO2)ボンベです。

高圧ボンベは、その中身がひとめで分かるように色分けされており、二酸化炭素は緑色と決まっています。

そのため、”ミドリ”の”ボンベ”で通称「ミドボン」と呼ばれています。

このミドボンの二酸化炭素を使って、炭酸水を作るのです。

そもそも炭酸水とは?

炭酸水は、二酸化炭素が水に溶け込んだものです。

水と二酸化炭素を容器に入れ、シャカシャカ振って、水に二酸化炭素を溶け込ませると、あら不思議!炭酸水が完成します。

炭酸水を作るなんて、難しい!と思っていましたが、調べてみると簡単に作れることがわかりました。

ソーダストリームなんてのもあるけど

炭酸水を自分で作れる、ソーダストリーム、ソーダスパークル、ツイスパソーダという炭酸水メーカーも売られています。

それらの製品でも炭酸水を作る仕組みは一緒で、水が入った容器に二酸化炭素を注入するだけ。

ミドボンよりも、手軽に始められます。

しかし、二酸化炭素ガスが入った専用ガスカートリッジの容量が小さく頻繁に交換する必要があり、また、カートリッジの値段も高い。

プリンターのインク商法みたいな感じになっています。

二酸化炭素ガス自体は安価なガスですので、ビアサーバー用の二酸化炭素ボンベ「ミドボン」なら、大容量で格安な二酸化炭素が手に入ります。

ミドボンなら近所の酒屋さんに注文すれば買えるので、入手性も抜群にいいのです。

そういうわけで、炭酸メーカーとして、ミドボンを導入しました。

ミドボンを利用した炭酸水メーカーの構成

炭酸水を作るには、ミドボンの他にも、いくつかのパーツが必要になります。

詳細は、下で紹介しますが、ざっくりと書くと、ミドボンから減圧弁を通して、ペットボトルに二酸化炭素ガスを供給するシステムになります。

ミドボン炭酸水メーカー全体像

それらパーツを自力で集めて自作するか、アマゾンやヤフオクなどでパーツがセットになったキットが販売されています。

(ペットボトルは、市販の炭酸飲料が入っていた物を再利用)

それでは、必要なパーツを紹介します。

ミドボン(二酸化炭素ボンベ)

これがないと始まりません。

本来はビールサーバー用で、酒屋さんで購入できます。
5kgと10kgの種類があります。

家庭用に炭酸水メーカーとして使うなら5kgで十分です。

我が家も5kgの物を使っていますが、一つのボンベで一年半ぐらいもちました。

近所の酒屋さん(チェーン店)に電話して、『ビールサーバー用の炭酸ガス5kgが欲しいです』と伝え、取り寄せてもらいました。
在庫があって、すぐに買える場合もあります。

ミドボンの注意書き(ボンベ本体の注意書きはしっかり読みましょう!)

金額は、ボンベ保証金5000円と中身の二酸化炭素ガス代2300円で合計7300円掛かりました。

買ったところにボンベを返却すると保証金の5000円を返金してくれるので、実質かかる費用は、2300円です。

強炭酸水を作るには、1リットルの水に対して、約10gの二酸化炭素を使用するらしいです。

5kgのボンベで500リットル以上の炭酸水を作れる計算になります。

コストは、水代を考慮しなければ2300円/500リットルで、1リットルあたり4.6円で炭酸水が作れる計算になります。安すぎ!

また、5kgのボンベで500リットルが作れるので、1日辺り1リットルの炭酸水を作っても、500日(=1年半近く)は使い続けられます。

補足ですが、5kgのボンベというのは、内容物の二酸化炭素が5kg入っているとう意味です。ボンベ本体がとっても重いので、トータルすると15kg近くなります。

一人で歩いて買いに行くのは、なかなかキビシイです。

減圧弁

減圧弁、別名「レギュレーター」とも言います。

ミドボンから出てくるガスの圧力は高く、もしミドボンから直にペットボトルへガスを入れると、ペットボトルが耐え切れず破裂します。

そこで、減圧弁を使います。
レデューサ

減圧弁は、二次側(ペットボトル側)が設定したガス圧に達すると、ガスの供給をストップし、ペットボトル側が設定した圧力よりも下がると、またガスを供給するという動き方をします。

これにより、ペットボトル側の圧力をコントロールできます。
レデューサとミドボン

設定圧力は、減圧弁に付いているダイヤルで調整できます。

減圧弁は、新品で購入すると7000円以上と結構お高いです。

ミドボンとの接続には、大きめなレンチ(30mm)が必要になります。
ミドボンとレギュレータ接続

プラグ+ソケット

ペットボトルのキャップに取り付けて、ミドボン&減圧弁とペットボトルを接続するための物です。

カプラーとキャップ
プラグは、ソケットが接続された時だけガスが通り、ソケットを取り外すとガスも止まりまるような弁がついたものを選ぶ必要があります。

その他

ガスの通り道となるチューブや、そのチューブを接続するためのレデューサや、チューブフィッタなどが必要となります。
レデューサ

チューブ

上記パーツをモノタロウなんかで個別に購入し、DIYするのが主流のようですが、私はめんどくさかったので、ヤフオクで業者が出品している炭酸製造キットを購入してしまいました。

ヤフオクで、「炭酸 ミドボン」や「炭酸水製造キット」などのキーワードで検索すれば見つかると思います。

ヤフオクのキットは、炭酸ボンベ以外は全部揃っていて、1万円ぐらいでした。

DIYするよりも、少しお金がかかりましたが、お手軽に炭酸水メーカーが手に入って良かったです。

自分でDIYしたい場合は、次のブログがとっても役立つと思います。各パーツの型番やモノタロウへのリンクも貼ってあるので、何を買えばいいか分かりやすいです。

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ミドボンでの炭酸水の作り方&注意点

ミドボンで炭酸水の作る具体的な方法と、ミドボンの注意点を紹介します。

炭酸水の作り方

  • 炭酸飲料が入っていたペットボトルを再利用
  • ペットボトルの80%ぐらいまで水を入れる
  • 出来るだけ空気を抜く
    キャップを軽く閉めた状態で、ペットボトルを潰し、キャップから水をあふれださせながら、キャップを強く締める
  • キンキンに水を冷やす
    冷えていたほうがよく二酸化炭素が水に溶け込むため
  • キャップのプラグにチューブを接続し、ペットボトルに二酸化炭素を入れる
  • ガスが入ってパンパンになったらチューブを一度外し、ペットボトルをよく振る
    ペットボトルを振ると、二酸化炭素ガスが水に溶け込んでいき、パンパンだったペットボトルが、だんだんとしぼんでいきます。
  • 10回ぐらい振ったら、再び二酸化炭素ガスをペットボトルに入れる

二酸化炭素を入れる⇨ペットボトルを振る⇨二酸化炭素を入れる⇨・・・という手順を繰り返すほど二酸化炭素が水に溶け込み、強い炭酸水を作ることができます。

うちの場合、強炭酸が好きなのでトータル50回ぐらい振ります。

冷えた水さえあれば、1分足らずで炭酸水が作れちゃいます。

水の代わりに、オレンジジュースでやれば、ファンタオレンジのような炭酸飲料が作れます。
また炭酸が抜けたコーラを復活することも、もちろんできます。

科学実験のようで、なかなか楽しいですよ!

ミドボン取り扱い注意点

ガスは高圧のため、吹き出し口を覗きこんだり耳を当てたりは、絶対にしないこと。子どもの出が届くところには置かないほうが良いでしょう。

酸素が全く無い二酸化炭素100%のガスを吸うと、たとえ一呼吸でも意識を失い死に繋がる事がありますので注意が必要です。酸素欠乏症というやつです。

普通の部屋で二酸化炭素ガスが少し漏れても、問題はありませんが、狭くて気密性が高い空間にボンベを置くのは怖いですね。

最後に

仕事中の気分転換にいいし、食事前に少量飲むと食欲増進、食事中に飲むと満腹になりやすいと、もう炭酸水が大好きです。

そんな炭酸水が、家で簡単に低コストで、作れるようになって、ぼかぁ幸せです。

今回導入したミドボンにより、飲み物代の節約だけでなく、スーパーから重い炭酸飲料を運ぶ必要もなくなり、また、ペットボトルのゴミが減ったのも嬉しいポイント。

夜は、お徳用の大容量ウィスキーと炭酸水で、晩酌代の節約にも貢献しています。

以上、超低コストで炭酸水が作れるミドボンを利用した炭酸水メーカーの紹介でした。

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