初めての万年筆インク交換!PILOT色彩雫(深緑・天色)をkakunoとLAMYへ

以前、ふと万年筆が欲しくなり、安価なPILOTのkakunoを購入してみたら、見事に万年筆にハマリ、2色体制にするためLAMYのSafariを追加で購入して使っています。
万年筆が気に入った理由は、

  • 筆圧がほとんどいらずサラサラ書け、だまになったり、書き初めにかすれたりせず、気持ちよく書ける。よってメモやノートを取る頻度が上がった。
  • アイデアもインクのようにサラサラ出てくる。(ような気がする)
  • 今までだと、自分の汚い字をメモやノートを見返すのが嫌だったが、万年筆だと自分の字を見返しても苦にならない。

といった具合です。
書くストレスも読むストレスも軽減されるなんて凄くないですか?

そんな感じで万年筆を気に入って使っていました。
そして、最近どちらの万年筆も買った当初に付属していたインクカートリッジが終わってしまったので、インクを物色していました。

万年筆のインクって驚くほど色々なメーカーが色々な種類の色を出していて、染料、古典、顔料などの種類もあって、選択肢が広くて面白いです。

「あのインクの発色はどんな感じなんだろう!?古典インクの色の変化を試してみたい!耐水性・耐光性のあるインクはどれだ!」
とか言って様々な種類のインクを必要以上に買いすぎてしまう”インク沼”なる言葉もあるとか。まさに、もがけばもがくほど深い深い泥沼にはまっていく様は恐ろしいとしか言えません。

カメラにもレンズ沼とかありますよね。沼と言う表現は、誰が言い出したか知りませんが、うまい喩ですね。

話を戻して、初めてのインク選び。ぶっちゃけ何を選んでいいか分からなかったので、色の種類が豊富で人気があり、オシャレ臭いパイロット(PILOT)の色彩雫(iroshizuku)にしました。

ということで、今回は、PILOTの万年筆のインク、『色彩雫』をPILOT kakunoとLAMY safariにコンバーターを使ってインクを入れて、試し書きしたという話です。

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パイロット 色彩雫 <iroshizuku>を買ってみた

この色彩雫は、全24色あります。
↓の見本サイトで見比べて、さらに実店舗でも迷いに迷って、青系の「天色」、緑系の「深緑」、赤系(オレンジ)の「冬柿」にしました。
色彩雫(いろしずく)見本帖 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT
普通のボトルとミニボトルがあるので、色々なインクを試したいため、今回はミニボトルでの購入。
ミニボトルだと3色セットでしか販売していなく、また普通のボトルよりも割高ですが、普通のボトルを買って余らしてダメにするよりかはいいと思います。
(インクは生ものだそうで、開封後の長期保管は避けた方が良いとのこと)

ケースに入れてもらいました。
iroshizuku-box-1

深緑・天色・冬柿です。
iroshizuku-box-2

インク名をローマ字と漢字が表示されていて、なんかオシャレ。
iroshizuku-2

インクのネーミングセンスも良いですよね。何色も欲しくなってしまいます。
この辺りは、いい戦略だなぁと感心せざる負えない。

このミニボトルは、タミヤの接着剤のボトルみたいでカッコいいとは思いませんが、通常ボトルの方は、めちゃカッコいいです。
今回買った色が気に入れば、今度は通常ボトルで購入したいです。

瓶に入ったインクを使うためには、コンバータなるアイテムを万年筆に装着せねばなりませんので、インクと合わせて購入しました。

パイロットのkakunoへ色彩雫の「深緑」を入れてみる!

まずは、パイロットのkakunoから行ってみたいと思います。
買ってきたコンバーターはパイロット CON-50 という型番になります。

CON-50

↓コンバーターを箱から出してみました。
CON-50-2
↑箱には、簡単な説明が付いています。

↓下側の黒い部分を手で回すと、
CON-50-3

↓シリンダーが伸びていきます。
CON-50-4

↓これで押しきった(伸びきった)状態
CON-50-5
↑の状態から、黒い部分を今度は反対方向に回していくと、インクを吸いながらシリンダーが元の位置に戻ってくる感じですね。

コンバーターにも種類があり、このタイプを回転吸入式と言うそうです。

では、空になったカートリッジを外して、コンバーターを装着したいところですが、
CON-50とkakuno

パイロットのkakunoは、インクが切れてから1週間ぐらい放置しまい、ペン先が恐らく乾燥していると思われるので、丸一日かけてペン先だけ水に付けて洗浄しました。

↓ペン先を付けた直後です。インクがもわぁ~と出てきて、眺めるのが楽しいですね。
kakuno洗浄

↓しばらくするとこんな感じに水が汚れますので、水を変えます。
濁った水

↓丸一日に放置して、キレイになりました!
kakuno洗浄完了

ペン先を取り出して乾燥させ、コンバーターを装着。
CON-50装着

初めてのチューチュー(インク吸入)してみたい思います。
ペン先をインクボトルに突っ込んで、コンバーターを回して吸い上げます。
完全に回して吸いきったら、ほんの少しシリンダーを押し戻して、少しインクを瓶に返してあげると良いらしい。
iroshizuku新緑

わずか30秒足らずで完了!
やってみて思ったことは、大胆にインクボトルに突っ込まないと上手く吸えないということです。

後は、ペン先に着いた余分なインクを拭き取ればOK!
iroshizuku-新緑吸入完了

簡単でした。
iroshizuku-新緑吸入完了2
↑kakunoは、グリップ付近が透明なので、緑色のインクが入っているのが透けて分かります。

↓一回の吸入で減ったインクはたったこれだけ。ミニボトルでも長い間、楽しめそうです。
iroshizuku-ボトル減り

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今度はLAMY safariに「天色」を入れる

さて、今度はLAMY safariにもコンバーターを装着して、インク吸入してみたいと思います。
手順は、上のkakunoと一緒ですので、さらっと書きます。

空になったカートリッジを取外し、
iroshizuku-LAMYsafari

↓ざっとペン先を洗浄して。
iroshizuku-safari洗浄

コンバーター(LAMY コンバーターLZ24)を装着!

パイロットCON-50と同じ回転吸入式です。iroshizuku-LAMYコンバータ装着

kakunoと唯一違うのは、コンバーターに爪があり、LAMY safariのボディー側の溝に合わせて装着しなければならないことです。
LAMYコンバータ装着完了

コンバーター装着後は、kakunoとは違いペン先が乾燥していなかったため、コンバーターを利用した洗浄方法を試してみました。

きれいな水をコンバーターで吸い上げて、吐き出す。これを繰り返します。
コンバータで洗浄中

↓のようにコンバーター内に入ってくる水が透明になるまで繰り返します。
コンバータで洗浄完了

あとは、乾燥させて、チューチューするだけ。LAMY safariには、天色を入れてみました。
LAMY-天色吸入

ミドリのMDペーパーとほぼ日手帳のトモエリバーへ試し書き!

左がほぼ日手帳のトモエリバーで、右側がみどりMD文庫ノートのMDペーパーです。

上段:kakuno F(細字)+色彩雫 深緑で、中段:参考にLAMY safari EF(極細字)+LAMY純正カートリッジ(ブルー)で、下段:中段と同じLAMY safari EF(極細字)+色彩雫 天色で書いてみました。

いつも通り、字か汚くてごめんなさい。 iroshizuku-試し書き

深緑は乾くと、色が濃くなるというか、ネーミング通り緑が深くなります。
逆に天色は乾くと、色が薄くなるというか明るい水色になるような感じです。

kakunoでは、同じパイロットのペンとインクということで、書き味に変化はあまり感じませんでしたが、LAMY safari+色彩雫 天色では、筆跡がインクでベチャベチャするようになりました。(インクフローが良すぎるということかな?)
乾きは早いので、とくに問題ないんですけどね。

良く使っている紙との相性も問題なし!

発色は、どちらも好みで悩んで決めた甲斐がありました。

「あぁ、早く残りの冬柿も試してみたいなあ。もう一本万年筆を買ってしまおうかなぁ」と万年筆沼(!?)に落ちかけている私でした。

本日登場したアイテムまとめ

色彩雫 3色セット

3色セットには、セット内容が決まっているA・B・Cと、24色からに自由に3色選んで買う方法があります。
今回、私は店頭で、3色選んで購入しました。

パイロット kakuno(カクノ)

kakunoはF(細字)を使ってます。本当に細いので、小さい手帳に書きこむときに便利です。
でも、ちょっとカリカリするので、万年筆らしさを味わうのだったら太目が良いとのこと。

パイロット CON-50

LAMY safari

LAMY safariは、ペン先が黒のこのブラックボディーを使用しています。
ブラックと言いつつ、濃いめのブラウンだと思います。
ペン先が黒だと、一見して万年筆に見えないところが良いです。

LAMY コンバータ LZ24

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