この春に丸石サイクルの子乗せ自転車「ココッティーユー」を購入しました。
これが買って正解でした。自転車楽しすぎる!大活躍中です。
今回は、なぜ数ある子乗せ自転車の中から、丸石サイクルの「ココッティーユー」を選んだのか、多数の写真レビューと合わせて紹介します。
ついでに一緒に購入したOGKのチャイルドシート「RBC-007DX3」とキャノンデールの子ども用ヘルメット「クイック キッズ」も紹介します。
丸石サイクル「ココッティーユー」を選んだ経緯(我が家の選び方・選考基準)
電動にするか?しないか?
最初はちょっと高いけど思い切って電動にしようかとも一瞬思いましたが、次の3つの理由により止めました。
1.アパートに住んでいるので、外の駐輪場に電源がないため、充電するのが難しいこと。部屋が一階でなく、エレベーターもないので、自分の部屋で充電するのも難しい。
2.子乗せ自転車に検討に入ったときに、やたら街中で子乗せ自転車に乗っている人が目に付くようになり、あることに気がつきました。
坂が多い訳でもないこの地域で、電動アシスト付自転車に乗っている人は、太っている可能性がかなり高い。電動アシストで楽をするから太るのか?太っていて大変だから電動アシストを選ぶのか?
やっぱり電気エネルギーじゃなくて、自分の内側にたんまり溜め込んだエネルギーを使うべきだと、BMIで「やや肥満」の私は思いました。
3.値段。やっぱり電動は高価過ぎます。これが1番の理由。
これらの理由により、電動アシスト付き自転車は選択肢から除外しました。
子どもを前に乗せる?後ろに乗せる?
子乗せ自転車には、前乗りに特化したモデルがあります。
具体的には、ブリヂストンの「アンジェリーノ」や「ビッケ2」、丸石サイクルだと「ふらっかーず」などです。これらは、ハンドルの回転軸の上に子供が乗ることになるので、とても運転しやすくてより安全だと思いました。
第二子の予定があれば、迷いなく↑のどれかにしたのですが、第二子の予定は今のところないし、前乗りだと年齢制限や体重制限的にも長く使えないので止めました。
そして、いくら前乗り特化モデルといっても、後ろ乗せの方が絶対に安定・安全で、後ろが空いているのにわざわざ子どもを前に乗せる理由はないと考えました。
(前乗りのハンドル上部で子どもにジタバタされたことを想像すると怖すぎる&重心が前になるので、前輪ブレーキを強くかけすぎた時に、前輪ロックして自転車ごと前転しやすい)
よって、後ろ荷台にチャイルドシートを取り付けられる自転車にしようと思いました。
ただし、今後、二人目の子どもが生まれるかも分からないので、前にチャイルドシートを付けることができる3人乗り対応の自転車にすることにしました(安定性は前乗り特化自転車よりも劣りますが)。
タイヤは20インチか?26インチか?
タイヤサイズが小さい方が、チャイルドシートが低くなり、重心がぐっと下がることにより、停車時の安定性が高いです。
抱っこして子どもの乗り降りさせるときも、低いほうが絶対に楽なので、20インチのタイヤサイズにしました。
転んでしまった時も、子どもの乗車位置が低いほうが地面にぶつかる時の衝撃が小さいはずです。
26インチも悪くはなく、タイヤの減りが遅い、ママチャリと同じ規格なのでタイヤやチューブが手に入りやすい、走行中は安定しやすい、段差を乗り越えやすい、スピードを維持しやすいというメリットもあります。
上記の26インチのメリットの裏を返せば20インチのデメリットになります。
ちょい乗りが多い場合は20インチで、長い距離乗るなら26インチがおすすめです。
我が家の使い方を考えたら、ちょい乗りが多くなると思ったので、20インチにしました。
国内自転車ブランドで出来るだけ安めがいい
大体、条件が絞れてきたところで、いよいよ、どこのブランドの自転車にするかです。
聞いたことがないブランドやイオン系だと安い物がたくさんあるのですが、やっぱりハードに使う乗り物だし、乗るのは愛する妻と子どもがメインなので、しっかりした自転車メーカーの物がいいなと。
(どこのブランドも台湾製でしょうけど)
最終的に丸石自転車「ココッティーユー(cocotie yu)」に決定
長々と上に書いた条件をまとめると、
①非電動 ②前乗り特化モデルでない ③3人乗り対応 ④20インチタイヤ ⑤国内自転車ブランド ⑥比較的安価
他にも、電動アシスト付きでないので、変速は多めの6段変速という条件も加えて探したところ、見事に当てはまった丸石サイクルの「ココッティーユー(cocotie yu)」2016年モデルを購入しました。
デザインがシンプルで可愛すぎず、また乗っている人をあまり見かけないモデルというのも選んだポイント。
購入先は、楽天のショップです。スーパーセールのポイントアップを狙って購入しました。
チャイルドシートも同時に購入しましたので、取り付けてもらった状態で、すぐに乗り出せる状態で、発送してもらえました。
本当は、ちょっと高くてもアフターサービスを考えて近くの自転車屋で買うのがいいのでしょうが、1~2年以内には引っ越す可能性大なので、今回はネットショッピングでの購入です。
以下、ココッティーユーの1ヶ月使ってみたレビューとなります。
ココッティーユー(cocotie yu)2016年モデルのレビュー
カラーは、アプリコットオレンジを選びました。目立つ色のほうが、駐輪所で直ぐに見つけられるし、盗まれにくそうだから。
写真は、1ヶ月のりまわしたあとに撮ったので、ちょっと汚れがあります。
20インチの3人乗り対応自転車にしては珍しく、細めのダウンチューブとトップチューブが2本の構成となっています。
ぶっといダウンチューブ一本だけのフレームってなんか重苦しくてあんまり好きじゃないし、強度的に見てて不安になるので、2本ある方が個人的には軽やかな感じがして、より自転車っぽいデザインで好きです。
チューブが2本でも、跨ぎやすいようにカーブしているので乗り降りしやすいです。
参考までに、ブリヂストンで言うと、ダウンチューブ一本だけのフレームは「アンジェリーノ」や「ビッケ」で、ダウンチューブとトップチューブの2本あるのは「ハイディツー」になります。
どちらが良いかは、完全に個人の好みですけど。
チェーンガードも小さく無駄のない形のため、スッキリしていてカッコいいと思います。
黒色のバッシュガードも、肉抜きされていて軽やかさが感じられます。
↓変速は外装6段です。
非電動アシストなので、段数が多いと助かります。足も疲れづらくなるし太くなりにくい。
一般的な変速機の種類は、外装型と内装型に分けられます。
↑は外装型となり、内装型に比べてトラブルが多いというデメリットがあるのですが、構造が単純なため調子が悪くなった時、素人でも比較的簡単に調整して直すことができるので、個人的には好きです。
↓ハンドルのグリップを回すことで変速できます。
最近のスポーツバイクは、シフター式ばっかりなので、グリップ式は懐かしい。
↑写真ではわかりにくいのですが、今使用しているギヤが何段なのか表示される窓があるので便利です。
写真手前側にグリップをねじるとシフトアップになります。
フロントブレーキは、かなりゴツいので安心できます。ブレーキシューが赤色でちょっとオシャレ。
↑泥除けは、本来は光沢のある黒い塗装です。写真ではホコリで汚れています^^;
ライトとカゴです。ライトはLEDで、暗くなったら自動で点灯します。
↑ライトはハブダイナモで給電するので電池は不要。
ライトはカゴの下についているので、ハンドル周りがスッキリしていて良いです。またセンターに取り付けられているので、夜道でも前方が見やすい。
バンドルロックも半ロックできる装備がついています。ロックしても負荷がかかると、カチカチと動きます。
子乗せ自転車のため、大きくて安定するスタンドも勿論装備されています。
平らな場所なら、2歳の息子がチャイルドシートに自力でよじ登ろうとしても、びくともしません。
安い自転車だと付いていない、地味に大切な後輪への巻き込み防止。
半透明のグレーの樹脂製の板が巻き込み防止です。特に子どもを後ろに載せるので、これは必須。
普通のママチャリの鍵は、サドルの下にありますが、ココッティーユーはリアチャイルドシートを付けることを考慮して、リアキャリアーの後ろについています。
↑相変わらずホコリで汚れています。ごめんなさい^^;
実際にココッティーユーを1ヶ月使ってみた感想
・子どもの乗せ降ろしが楽チンで20インチにして良かったです。
日に日に重くなっていく息子を抱っこで高く持ち上げなくても良いのは想像以上に助かります。
ただし、子どもの乗車位置が低いため、私達がサドルに乗った状態で、振り返って子どもをの様子を見ようとしても、視線の落差が大きくて、ヘルメットのツバで子どもの目元が隠れてしまい、どんな様子なのか分かりません。
・6段変速にして大正解でした。その場にあったギヤを選択でき、くるくると早めにペダルを回せるので、足が引き締まり、ダイエット効果抜群です。
(くるくる早めに回したほうが、足の筋肉はそれほど使わないため足が太くなりにいし、そのほうが心拍数が上がりやすくて有酸素運動になる。また疲労も溜まりにくいため、ギヤはこまめに変えてやるほうが良く、そのためにギヤ段数の選択肢は多いが良い)
・20インチのタイヤは取り回しがしやすいという話を聞いていましたが、ホイールベースが26インチの自転車と同じくらいの長さなので、取り回しがしやすいとは感じませんでした。
また、このホイールベースの長さにより、チェーンも長くなっているので、まめに注油しないとすぐにチェーンが伸びてしまいそう。
・鍵穴が下に向いているので、特に解錠するときに慣れないと、どこに鍵を挿せば良いのか手探になります。ブリヂストンの自転車はちゃんと鍵穴は上を向いているので、丸石自転車も見習ってもらいたいところ。
・リアのチャイルドシートとの相性があるのかもしれませんが、チャイルドシートのフットレストと干渉してスタンドロックの解除がしにくいです。これはしょうのですが、なにか工夫がほしいところ。
・全体的に、日本の老舗自転車メーカーだけあって、しっかりした作りで大変使いやすいです。走行時の安定性も20インチながらタイヤが太めなこともあって良かったです。妻も私も気に入りました。
合わせて購入したチャイルドシートとヘルメット
チャイルドシートはOGK「RBC-007DX3」
チャイルドシートは、国内ブランド&ヘッドサポート付き&かごにもなる&安めなところに惹かれて、OGKの「RBC-007DX3」にしました。
特徴をまとめると、
・衝撃吸収率約90%の衝撃吸収パッドが付いたヘッドレスト
・背中のムレを防ぐオープンエアタイプ
・高さ調整が可能なヘッドレスト
・5点式シートベルトでしっかりホールド
・2段階に高さ調整が出来るステップ(レッグレスト)
・後ろカゴにもなる
といったとこです。
適応は、
・体重21kg以下
・1歳(12ヶ月)以上6歳(72ヶ月)未満
・身長115cm以下。乗車は2歳以上を推奨
・車種/22~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
です。
色は、ブラウンにしました。
衝撃吸収パッドが付いたヘッドレストということで、パッドは、かなり厚みがありしっかりとして安心です。
取り付けは、ステー2本を各2本のネジで止めるだけで簡単。
脱落しそうになった時に備えて、安全ベルトを自転車のシートチューブに固定すれば装着完了。
先日のことですが、妻が低速で段差を越えようとしたところ、進入角度が浅すぎて段差を超えられずに転びました。
子どもと自転車はいっしょに地面に横から叩きつけられましたが、子どもは無傷でした。
チャイルドシートのヘッドサポートからボディー、レッグレストのそれぞれの側面全体に、傷がついていたので、ヘルメットを被っているとはいうものの、ヘッドサポートまであるしっかりしたチャイルドシートでなければ、大きな怪我をしていたかもしれません。
チャイルドシートをケチらなくてよかったと心から思いました。
やっぱりヘッドサポートは、あったほうが絶対に良いでしょう。
このチャイルドシートは、
↓このようにシートを倒すと、
簡易的なかごにもなります。
しかし、かごにしてはショボいのであまり期待しない方がいいです。
あと、気になる点としては、座面のクッションが薄すぎることでしょうか。
我が家では、クッションでも更に敷いてあげようかと検討中です。
それら以外は、それなりにしっかりと作られていて、良いと思いました。
ヘルメットは、キャノンデールの子ども用ヘルメット「クイック キッズ」
ヘルメットは、デザインがシンプルでアジャスターが付いているCannondale(キャノンデール)の子ども用ヘルメット「クイック キッズ」にしました。形的にも、表面のグラフィックを気に入っています(特に親が^^;)。
本当は、日本ブランドが好きなので、定番のOGKにする気満々で買いに行ったのに、OGKのヘルメットは、なんか子どもに媚びすぎじゃない?というデザインばかりで止めました。
「クイック キッズ」を被った様子です。息子のTシャツも偶然、キャノンデール色です(笑。
白基調でカッコいいです。
後ろに見える丸いのは、アジャスターのダイヤルです。
このダイヤルを回すことで、サイズ調整ができます。
アジャスターダイヤルを回して締め込んだら↓のよう縮んでいきます。
アジャスター付きだと、被った時にグラつかず、子どもの成長にもある程度対応できるのであると便利だと思います。
↓ベンチレーション(空気の通り道となるヘルメットに空いた穴)は、前方の穴だけ網がかかっています。
↑虫の侵入防止のために付いているのでしょうか?走行中に蜂とか穴から入ってきたら恐いですもんね。
息子も最初は嫌がって被ってくれませんでしたが、直ぐに慣れてくれました。
自転車最高!(まとめ)
車と違い駐車場をほぼ気にする必要がないし、取り回し最高でどんな細い道でも入っていける!
運動にもなるし、ガソリン代も節約&エコ。
そして、いつまでも車の運転が怖いと言って運転したがらない妻の行動範囲を簡単に広げることができました。
2歳になる息子も、乗り物好きなこともあって、車に乗っている時よりもじっくりと色々な車を見られるので嬉しそう。
やっぱり自転車はいいものですね!