カメラドライボックス用にシリカゲルを再利用 [短時間で効果を復活させる方法]

カメラとレンズ用にこのドライボックスを愛用中です。

買ってから、半年ぐらいになるのですが、上部に付いている乾燥剤を入れるケースの蓋が閉まらずに変に思ってました。
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どうやら、ここに使われているのは石灰乾燥剤で吸湿していくと、どんどん膨らんで行くみたいです。
だから蓋が閉まらなかったのですね。

ドライボックス内の湿度はどうなってるんだろうと思い、湿度計を入れてみたところ、結果60%!
60%を超えるとカビが増殖し始めるのでギリギリです。(カメラ・レンズは40~60%がベストらしい)

石灰乾燥剤は使い捨てなので、新しいのを買おうかとも思いましたが、家にあるシリカゲルを再利用すればいいんじゃないかと思い、いろいろ試してみましたのでご紹介します。

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シリカゲルを再利用!

お菓子用やホットアイマスク用などのシリカゲルを集めて、ボックス内に入れてみました。
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しばらく経っても、湿度計に変化なし。

すでにシリカゲルが吸湿しきっているため効果が無いようです。

シリカゲルを復活させる!

ネットで調べたところ、シリカゲルを復活させるには天日干しや電子レンジ・フライパンで加熱する方法があるようです。

手っ取り早く効果を出すことを目標に、いろいろな電子レンジ方法を試してみました。

それぞれ、ボックス内にシリカゲルを投入後30分で湿度計測しています。
実験室内の湿度は65~70%ぐらいです。

電子レンジ1分

まずは、電子レンジで1分位あたため(1分の根拠はありません適当です)。
とっても熱い水蒸気が出てきます。
吸湿した水分を放出してるのでしょう。

熱が冷めるまで、手で振って冷まして水分を飛ばします。そしてドライボックスに入れてみました。

効果は・・・湿度60% → 60%と変化なし。水分の飛ばしが甘かったようです。

電子レンジ1分×2回

この状態からもう1セット電子レンジでチン。
再度、ドライボックスへ。

結果は、湿度60% → 58%と若干復活したようです。

しかし、まだまだ足りません。

電子レンジ1分×2回+日干し1時間

上の状態から更に日干しへ。
1時間ぐらい干した後に、再びドライボックスへ。

効果は・・・60% → 58%とイマイチです。

電子レンジ1分+冷凍庫10分

続いて、半日ぐらいシリカゲルを室内放置して元の状態にしてから、実験再開です。

今度は、電子レンジで1分チン後に、直ぐに冷凍庫の急冷用の金属皿に載せ、シリカゲルから出る水蒸気を結露させて取り除く作戦です。
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金属皿に結露で結構な水滴が付くので、数十秒ごとにシリカゲルを金属皿の上を移動させていきます。

そして、完全に冷めるまで約10分間、冷凍庫に入れっぱなしにしてみました。
その後、ドライボックスへ。

効果は・・・60% → 45%

大成功です。そして一時間後には35%になりました。

まとめ

手っ取り早くシリカゲルの吸湿効果を復活させるには、レンジで加熱し吸収していた水分を放出させ、それを冷凍庫で結露させて取り除く方法が良さそうです。

レンジでチン後に放出中の水蒸気を素早く取り除いてやるのがポイントです。

素早く取り除かないと、再び吸湿してしまい効果が薄くなるのだと思います。

天日干しも、もっと長い時間すれば効果はでるのでしょうが、今回は直ぐにできることをテーマにやってみました。

参考情報!

シリカゲルにはA型とB型の2種類があります。

ボックス内の目標湿度を40~60%にする場合、B型の方が吸湿特性的に良いそうです。
A型だと乾燥しすぎてしまうようです。

といっても、少しくらいA型が入っていても問題ないと思います。

A型・B型の見分け方は・・・よく分かりません。
お菓子に入っているのはA型が多いようです。
復活させるのに高温が必要なのがA型、日干しぐらいで復活するのがB型のようです。

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